西川きよし 毎朝、仏壇に手を合わせ「やすしさん」 研究生から上り詰めた激動人生

総勢6000人にも及ぶ所属タレント、芸人を抱える吉本興業。日刊スポーツ・プレミアムでは、毎週木曜日を「吉本の日」とし、企画インタビューを掲載。

今回登場するのは西川きよし。ヘレン夫人との恋愛、やすきよブームについてもたっぷり語ります。

お笑い

創業110周年を迎えた吉本興業。来年、芸能生活60年の節目を迎える西川きよし(75)は、6月25日の東京公演を第1弾に8都市を回る「コツコツ全国ツアー」を行う。先日、運転免許を返納して話題を呼んだが、意気はなお盛ん。吉本新喜劇の研究生から始まって、漫才コンビ「やすきよ(横山やすし・西川きよし)」で大ブームを巻き起こし、参院議員を3期経験。お笑いの吉本を象徴する大ベテランが、激動の半生を振り返った。

◆西川(にしかわ)きよし

 1946年(昭21)7月2日、高知県生まれ。石井均に入門後、吉本新喜劇の研究生に。66年横山やすしと漫才コンビ「やすし・きよし」結成。テンポの速い漫才で新風を吹かせ、人気者に。67年上方漫才大賞新人賞。70年同大賞。「素人名人会」「爆笑寄席」「ただいま恋愛中」などテレビ番組で引っ張りだこに。やすしが70年にタクシー運転手暴行事件を起こし、以後謹慎と復帰を繰り返す一方、きよしはピンで大活躍。86年参院選に立候補し、大阪府選挙区でトップ当選する。以後3回連続当選。20年漫才師としては初の文化功労者に。67年にヘレン夫人と結婚。長男忠志、長女かの子はいずれもタレントとして活動中。