小日向文世は生涯役者「死んだ後も人の心の中で生きていたい」/ロングインタビュー
芸能人や著名人が、生きざまや本音をじっくりと語るロングインタビュー。トップスターや時の人の言葉には、人の心を揺さぶる力があります。(2022年5月8日掲載。所属、年齢など当時)
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常に「崖っぷち」をチャンスに変えてきた。俳優小日向文世(68)。23歳で演劇界に飛び込み45年、名バイプレーヤーの地位を確立しながら、4月期に放送されたテレビ東京系ドラマ「嫌われ監察官 音無一六」では、古希を目前に連続ドラマ主演という大きな挑戦をした。不安をちらつかせながらも、謙虚に、慎重に役と向き合っている。その真摯(しんし)な姿勢と人柄に迫った。
◆小日向文世(こひなた・ふみよ)1954年(昭29)1月23日、北海道生まれ。東京写真専門学校を卒業。映画「銀のエンゼル」で初の主役、2011年(平23)「国民の映画」で第19回読売演劇大賞「最優秀男優賞」を受賞。12年「アウトレイジビヨンド」で第86回キネマ旬報ベスト・テン「助演男優賞」を受賞。16年のNHK大河「真田丸」に豊臣秀吉役で出演。