吉本新喜劇初の選抜総選挙1位アキ スタントマンからお笑いへ 素顔に迫る

吉本新喜劇の選抜総選挙が行われ、初代王者は中間発表から1位を守ったアキ(53)。ケンと組んだ「水玉れっぷう隊」として、大阪・心斎橋筋2丁目劇場で人気を誇り、今は新喜劇でも活躍する。実は、スタントマン出身。女性から悪役までこなす“新喜劇1番”の人気者の素顔は-。

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吉本新喜劇史上初めて実施された総選挙で、見事1位に輝いたのはアキ(53)だった。内場勝則、辻本茂雄、すっちーら現役座長、元座長らを抑えてのトップ。「まさか1位に」と本人も予想できなかったのは、ファン投票が真剣勝負だったからこそ。スタントマンからお笑いへ転身、水玉れっぷう隊での活躍を経て、新喜劇でも花を咲かせた。1位のご褒美として「吉本新喜劇まつり」の主演、本拠地の大阪・なんばグランド花月(NGK)で11月下旬に座長公演を行うことも決まった。

◆アキ 1969年(昭44)8月22日、大阪府岸和田市生まれ。東映でスタントマンを務めた後、92年にケンと水玉れっぷう隊を結成。心斎橋筋2丁目劇場などで活動する。01年、東京に拠点を移し、ルミネtheよしもとで新喜劇に出演。14年、大阪へ戻り、新喜劇の座員に。女性キャラ「アキコ」が人気。趣味は野球、空手、ダンスなど。身長174センチ。

吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネジャー(GM)のかけ声で実施された総選挙は、8月31日に開票された。ファンによるネット投票総数は、77万184票にもなった。その中でアキは3万9405票を集めた。30位に入れば「吉本新喜劇まつり2022~選ばれし30名の座員たち~」(10月10日、NGK)に出演できるとあって、すべての座員によるガチ勝負となった。