ドリフの曲を通して仲本工事さんをしのぶ「いい湯だな」「ズンドコ節」偉大なるカバー

お笑いで一時代を築いたザ・ドリフターズは、もともとはバンドだった。ザ・ビートルズの来日公演で前座を務めたほど。10月19日に仲本工事さんが交通事故のため81歳で亡くなり、残るメンバーは2人になってしまったが、ドリフの楽曲を振り返りながら、故人をしのびたい。

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論議を巻き起こした曲も

ザ・ドリフターズの仲本工事(本名・仲本興喜=こうき)さんが10月19日に亡くなった。前日18日に横浜市内で車にはねられたことによる急性硬膜下血腫が死因だった。81歳だった。

元メンバーの荒井注さんは00年に肝不全のため71歳で亡くなった。リーダーのいかりや長介さんは04年に頸部(けいぶ)リンパ節がんで72歳で亡くなった。そして志村けんさんは20年3月に新型コロナウイルス感染症による肺炎のため70歳で死去した。残るメンバーは高木ブー(89)加藤茶(79)の2人なった。

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笹森文彦Fumihiko Sasamori

Hokkaido

札幌市生まれ。早大第1文学部心理学科卒。1983年入社。
同年秋に東北6県を管轄する東北支社に配属され、仙台市に赴任。22年夏に高校野球で初の大旗の白河越えを果たした仙台育英(宮城)や金足農(秋田)、元マリナーズの佐々木主浩氏がいた東北福祉大などアマチュアスポーツを中心に取材。
87年から文化社会部で主に音楽担当。演歌・歌謡曲やアイドルだけでなく、井上陽水、矢沢永吉、松山千春、長渕剛、アリス、玉置浩二、稲垣潤一、中島みゆき、松任谷由実、高橋真梨子ら数多くのミュージシャンをインタビュー。90年のザ・ローリング・ストーンズ初来日公演を始め、ポール・マッカートニー、マイケル・ジャクソン、マドンナ、エリック・クラプトンら数々の日本公演を取材。初代ジャニーズ担当記者でもある。
93年から日本レコード大賞審査委員を務め、16年は審査委員長。テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」「スーパーモーニング」、テレビ朝日系東北6県番組「るくなす」、福岡放送「めんたいワイド」などにコメンテーターとして出演。座右の銘は「鶏口牛後」。血液型A。