退場者70人へ「鎌倉殿の13人」可動式リスト 善児の証言<下>三谷幸喜氏のト書き
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は「退場者」のドラマだ。12月18日の最終回までカウントダウンに入っている。悲劇の3代将軍・源実朝(柿澤勇人)が雪の鶴岡八幡宮で公暁(寛一郎)に殺される回はひたすら哀しい回だった。歴史の闇に消される公暁も人間味がある男だった。感情移入した登場人物達が情け容赦なく退場していく。その悲哀を象徴するオリジナルキャラが暗殺者・善児。演じた梶原善(かじはら・ぜん)のインタビュー後編をお届けする。善児1人で12人殺したことが分かる「可動式退場者リスト」も触って確認して欲しい。リストは最終回まで随時更新していく。
ドラマ
初回から暗殺劇を繰り広げた“アサシン“善児、善児を殺した“女アサシン”トウ(山本千尋)。歴史上の人物に負けない印象を残すオリジナルキャラが、「鎌倉殿の13人」の隠れ主役だ。日刊スポーツ調べの「可動式退場者リスト」をクリックしていただきたい。11月27日放送の第45回までに退場したのは計66人。要因の内訳は「善児」12人、「トウ」4人、「自然退場」19人、「処刑」3人、「病死」6人、「討死」6人、「誅殺謀殺」7人、「自害」3人、「斬殺」1人、「事故死」2人、「仇討」1人。「引退」と2人と善児が関与する割合が大きいことが分かる。善児役の梶原善インタビュー後編は、ネット上での人気ぶりや、脚本を手がける三谷幸喜氏から善児を「代表作にしろ」と言われていたことなどについて。(インタビュー・遠藤尚子、一覧表作成・山本遙香、似顔絵・鈴木正章)
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