ファン大賞投票2位の横浜流星への推しコメント100人分紹介/日刊スポーツ映画大賞

横浜流星惜しくも2位! 2022年、ファンから愛された映画スターを選ぶ日刊スポーツ映画大賞の「ファン大賞・最高演技者」と「最高作品」。11月1日から12月4日まで実施し集まったのはのべ7万8596票。水墨画青春映画「線は、僕を描く」の横浜流星は、「今夜、世界からこの恋が消えても」道枝駿佑と終始デッドヒートを演じましたがわずかに及びませんでした。とはいえ、投票する際にユーザーに記入していだいた推しコメントは熱いものばかり。たっぷり100人分を紹介します。

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真っすぐな役柄は、実はこれまでで一番地に近いのでは

日刊スポーツ映画大賞・ファン大賞「最高演技者」の2位は横浜流星(26)でした。

「線は、僕を描く」で披露した筆遣いの美しさや、主人公になりきったスキの無い演技力を評価する声がほとんどだったと思います。投票理由にもあったようにバイト先での水墨画との出会いのシーンが印象的でした。心ならずも霜介(役名)のほおを涙がつたうところは迫真でしたし、横浜の眉、目、口元に宿った表情が伝える情報量はとても多く、一瞬でこの作品の行く末を想像させました。

持ち前の演技力だけではありません。水墨画指導を行った小林東雲氏は、横浜が描く線について「ズシッと重たかった。線が強いというか、独特の風格がある」と称賛しています。

クルンと上向きなまつげに象徴されるルックスに目が行ってしまいがちですが、筆遣いなどの技術面でも劇中人物に寄せていく器用さはこの世代で群を抜いています。

今年1月のドラマ「DCU」で見せたリアルなダイバー姿は、その直前に取得したスキューバ・ライセンスのたまものでした。3年前のドラマ「初めて恋をした日の読む物語」では、役に合わせて髪をピンク色に染めましたが、翌年の「派手な髪色が似合う俳優ランキング」で1位となり、奇抜な髪色を見事に自分のものにしていたことを証明したのです。

今年8月の映画「アキラとあきら」ではW主演の竹内涼真が真っすぐな青年を演じたのとは対照的に屈折した演技が記憶に残りました。ピンク髪の「初めて-」はもちろん、比較的クセの強い役が多かったのは、演出家がその自在な演技に期待したからでしょう。

その点、水墨画に打ち込む「線は-」の主人公は珍しく真っすぐな役柄です。劇中の素直な筆遣いを差して、指導役の東雲氏は「線はその人の内面を表す」と話していますから、今までで一番地に近い役だったのかもしれません。【相原斎】

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