「氷川きよし業をやらせていただくKiinaでございます」個人的な解釈をしてみた
年内いっぱいでの歌手活動休養を発表している歌手氷川きよし(45)が昨年12月13、14日の両日、毎年恒例のクリスマスライブ「きよしこの夜Vol22」を東京国際フォーラムホールAで開催した。2日間で計4公演を開催し1万8000人を動員。休養前最後のファンを前にしてのコンサートだった。
音楽
異なる解釈
取材も含めて、2公演を見させてもらった。このクリスマスライブはデビュー翌年の01年から毎年開催してきた。途中、フォーラムが使用できず横浜アリーナで開催されたこともあったが、今回で22回目を数えた。ホールAで毎回、4公演も開催できる動員力があるソロアーティストは数少ない。開催できるということだけで、氷川を高く評価することができると思う。
氷川は21年前を「すごい大きなホール。プレッシャーで1週間前から眠れませんでした」と振り返った。そして「みなさんお寒い中、ようこそいらっしゃいました。ありがとうござます」と感謝し「22年間ありがとう。お元気で、さようなら~」と最初から観客を笑わせた。
もうすでに、このライブの内容については数多く書かれてきたので、重複は避けようと思う。簡単に要約すると、00年のデビュー曲「箱根八里の半次郎」でスタート。氷川らしい王子さまスタイルの衣装や、演歌王道の紋付きはかま姿などで、股旅演歌やリズム演歌を披露。レコード大賞受賞曲「一剣」や最新シングル「甲州路」まで、前半は演歌、歌謡曲で構成した。
つまり、演歌歌手氷川としてのパフォーマンスは前半のみということだ。
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