吉本芸人がネタ動画! マルセイユはメッシだ 熱く熱くワールドカップとMー1を語る

4年に一度、サッカーの祭典といえば、ワールドカップ(W杯)。カタールで開催された2022年大会はメッシ擁するアルゼンチンの優勝で幕を閉じたが、サッカー好きのお笑い芸人もW杯には連日熱狂した。なかでもマルセイユの津田康平(33)と別府貴之(39)は、吉本興業きってのサッカーファン。眠さと闘いながら、仲間のサッカー好き芸人とともにテレビ観戦し、声援を送っていた。

お笑い

◆マルセイユ 2013年10月結成。

別府貴之(べっぷ・たかゆき=写真左) 1983年(昭58)9月23日、宮崎県東諸県郡生まれ。NSC(吉本総合芸能学院)32期生。趣味は映画鑑賞、ダンス、格闘技観戦、剣道の素振り。身長174センチ。

津田康平(つだ・こうへい=写真右) 1989年(平元)3月21日、大阪府富田林市生まれ。NSC30期生。趣味はサッカー、フットサル、映画鑑賞、野球、水泳。身長177センチ。

準々決勝で敗退

2022年11月15日、大阪・なんばグランド花月(NGK)でMー1グランプリ準々決勝が行われた。総エントリー数は7261組。準々決勝まで勝ち残っていたのは、119組に絞られた。マルセイユもその中にいた。

準決勝に進めたのは27組。その結果は11月17日に発表された。別府は結果を知るのが怖くて、自分から発表を見ることはできなかった。準決勝へのチャレンジは4度目だった。

別府 結局、マネジャーさんからのメールで「敗退」を知りました。それなりの手ごたえもあったんですが、どうしても自分からは見られなくって。

津田 僕は自分から結果を見にいきました。それまでの経験から新たな漫才スタイルに挑戦して「準決勝に行けるかも」と自信らしきものもあったんですが。

多くのMー1戦士が語るとおり、準決勝の壁は厚く、最も高い。準決勝まで進めれば、敗者復活の道も残り、優勝の可能性がある。そのチャンスが残るか、否かの分かれ道。マルセイユは今年もまたMー1で戦えるが、周囲にはラストチャンス(結成15年以内)のコンビも多数いた。吉本勢だけでも見取り図、吉田たち、モンスターエンジン…。「最後」に賭ける情熱は生半可ではない。

津田 吉田たちさんは、1年前からほぼ毎日のように会議室にこもって対策を練り、ネタを磨いてました。気合が違ってました。その日の演者の出来もあれば、審査員の方の好みもあるでしょうし、勝ち進むのは難しいですね。

結果は残念だったが、胃が痛むような緊張からは解放された。マルセイユにとってのMー1グランプリ2023は、このときから始まった。

気持ちを切り替えて、夜はしっかり眠る…はずが、結果発表の4日後にW杯カタール大会が開幕。眠れない日々がまた始まった。

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