「ダウンタウンは暗かった」NSC1期生・放送作家の前田政二氏がお笑い愛を語る

放送作家前田政二氏(58)が、4月23日に大阪・交野(かたの)の「星の里いわふね」で決勝が行われる関西お笑い界の若手の賞レース「第3回北河内新人お笑いコンクール」で企画・プロデュース、審査員長を務める。1982年(昭57)に、ダウンタウンらとNSCに1期生として入学。漫才コンビ、銀次・政二として売り出しながら、1年8カ月で解散。フジテレビ系「オレたちひょうきん族」で「何人トリオ」のメンバーとして活躍しながら、96年には作家に転向した。故郷・交野への思い、そしてお笑いへの熱い思いを聞いた。

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◆前田政二(まえだ・せいじ) 1965年(昭40)2月23日、大阪府交野市生まれ。82年に吉本興業の養成所、NSCに1期生として入学。在学中の同年8月に漫才コンビ、銀次・政二を結成。同年10月にうめだ花月でプロデビュー。83年、「今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」大賞。84年4月解散。その後はピン芸人として活動し、ドラマ、ビデオ映画、リポーターとしても活躍していたが、96年に放送作家に転向。

故郷・交野への思い

「北河内新人お笑いコンクール」はこれまで、コロナ禍の20年9月、昨年3月に開催。3回目にして、ようやく人数制限なしでの開催にこぎつけた。主催は生まれ故郷の交野市商業連合会。プロアマ問わず結成8年目までの漫才、コント、ピン芸、グループ芸が対象だ。

「お笑いの仕事をしている中で、芸人時代からいつか新人賞を立ち上げようって思っていて、故郷の交野でやってみようって思いました。主催する交野の商業連合会の会長さんが、僕の小学校時代からの幼なじみの1歳上の野球の先輩だったんです。紹介してもらって相談したら、予算がついたり、動きだしました」

交野は、大阪の中心・なんば、キタからも電車を乗り継いで1時間ほどのところにある。

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