尾崎豊は卒業したかったー意味深な証言と26歳で卒業した人生を追う/2023卒業
3月は旅立ちの季節です。日刊スポーツプレミアムでは、各ジャンル横断企画として複数回にわたり「卒業」をテーマにお届けします! 今回は音楽です。
卒業の曲は数多くあります。世代によって思い出の曲はさまざまですが、聴けば胸熱くなり、当時の情景が鮮やかによみがえるのは同じでしょう。そんな卒業にまつわる曲を紹介しつつ、96年(平8)12月3日付の芸能面連載「歌っていいな」に掲載したシンガー・ソングライター尾崎豊さんの傑作「卒業」を振り返ります。
音楽
支持される「卒業ソング」の数々
かつて卒業式と言えば「仰げば尊し」と「蛍の光」だった。いま全国の中学高校でもっとも歌われているのは「旅立ちの日に」である。埼玉県の中学校の校長と音楽教諭が91年に制作し、全国に広まった。若さと未来を信じて、大空へ飛び立とうというクライマックスは感動的である。
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札幌市生まれ。早大第1文学部心理学科卒。1983年入社。
同年秋に東北6県を管轄する東北支社に配属され、仙台市に赴任。22年夏に高校野球で初の大旗の白河越えを果たした仙台育英(宮城)や金足農(秋田)、元マリナーズの佐々木主浩氏がいた東北福祉大などアマチュアスポーツを中心に取材。
87年から文化社会部で主に音楽担当。演歌・歌謡曲やアイドルだけでなく、井上陽水、矢沢永吉、松山千春、長渕剛、アリス、玉置浩二、稲垣潤一、中島みゆき、松任谷由実、高橋真梨子ら数多くのミュージシャンをインタビュー。90年のザ・ローリング・ストーンズ初来日公演を始め、ポール・マッカートニー、マイケル・ジャクソン、マドンナ、エリック・クラプトンら数々の日本公演を取材。初代ジャニーズ担当記者でもある。
93年から日本レコード大賞審査委員を務め、16年は審査委員長。テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」「スーパーモーニング」、テレビ朝日系東北6県番組「るくなす」、福岡放送「めんたいワイド」などにコメンテーターとして出演。座右の銘は「鶏口牛後」。血液型A。