桑田佳祐の目に留まり全てが始まった/パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ25周年①
振付師でダンサー、タレントのパパイヤ鈴木(56)率いる、パパイヤ鈴木とおやじダンサーズが、1998年(平10)の結成から25周年を記念し、4月1、2日に東京・千代田区のI'M A SHOWでライブを開催する。「25周年記念LIVE DREAM MATCH~アニメ大行進~」と題した、ダンスとアニメ、アニソンを融合したライブとなり、4月1日に日髙のり子と山寺宏一、同2日には井上あずみと堀江美都子とアニメ界、アニソン界の大物が登場する。
25周年記念ライブ開催にあたり、鈴木が日刊スポーツの取材に応じ、これまでの25年の歩みを語った。第1回は、結成前夜から黎明(れいめい)期の軌跡と奇跡。
その他エンタメ
◆パパイヤ鈴木(ぱぱいや・すずき、本名・鈴木寛=すずき・ひろし) 1966年(昭41)6月29日、東京都生まれ。幼少期からラテントリオ「トリオ・ロス・チカノス」ボーカルの父亮さんのラテン音楽を聴いて育ち、高校時代はバンドで米軍キャンプを回る。16歳でダンサーになり、17歳でポリドールから「ダンシングゼネレーション」でレコードデビュー。86年にCBSソニー(現ソニーミュージックエンタテインメント)で振り付け、タップダンスのインストラクターを務め、21歳の時に東京ディズニーランドを最後に振付師になる。09年にNHK大河ドラマ「天地人」へに出演をきっかけに33キロのダイエットに成功し、出版した著書「デブでした。」が大ヒットした。振り付けの代表作は、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」ロッテ「Fit's」やスズキ「ソリオ」のCMなど。
脳裏に浮かんだコンセプト
パパイヤ鈴木とおやじダンサーズは、サザンオールスターズの98年「海のYeah!!」のCMで一躍、世に出た。鈴木は当時、31歳から32歳になるタイミングだったが、着想したのは、その4~5年前だった。
本文残り86% (2893文字/3378文字)