おやじで始めて四半世紀も改名しない理由/パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ25周年➂

振付師でダンサー、タレントのパパイヤ鈴木(56)率いる、パパイヤ鈴木とおやじダンサーズが、1998年(平10)の結成から25周年を記念し、4月1、2日に東京・千代田区のI'M A SHOWでライブを開催する。「25周年記念LIVE DREAM MATCH~アニメ大行進~」と題した、ダンスとアニメ、アニソンを融合したライブとなり、4月1日に日髙のり子と山寺宏一、同2日には井上あずみと堀江美都子とアニメ界、アニソン界の大物が登場する。

25周年記念ライブ開催にあたり、鈴木が日刊スポーツの取材に応じ、これまでの25年の歩みを語った。第3回は、結成から四半世紀たち、年齢を重ねる、おやじダンサーズの今と未来の在り方について、鈴木が本音で語った。

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原点回帰の機会

結成から四半世紀…結成当時30~40代だった、おやじたちも50代中盤から60代後半に差しかかった。本業と並行しての活動の中、職業も変わり、中には定年したメンバーもいる。

「中嶌ジュテームが68歳、長谷川16tと僕が56歳で、大津年金手帳と松元ドカンが55歳です。中嶌は、もちろん定年して今は整体師をやりながら、ですよね。職業は、みんないろいろ変わっていますね。長谷川16tは、まだトラックに乗っていて…ただ、今、東京にいなくて、長野の大自然の中に住んでいて。大津年金手帳は、某乳酸菌飲料会社を辞めて、介護福祉士になって…今は個人事業主の形で配達の仕事をやっています。松元ドカンは某アナウンス学院の講師でしたが、今はカルチャースクールの先生ですね」

メンバーの本業が変わり、年齢を重ねていった中でも、ここまで続けられた理由は、何なのだろうか。

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