吉本芸人がネタ動画! 田津原理音「夢しかない」Rー1ドリーム体感中の思わぬ“敵”
「Rー1グランプリ2023」で見事、優勝を果たした田津原理音(29)。あの夜を境に一気に環境が激変した。仕事量が急激に増え、移動移動で睡眠不足の日々。「これが夢でなくて何なんだ?」と、Rー1ドリームを体感している。おカネがなくて家賃や電気料金の支払いにも困った生活には、もうサヨナラ? 夢の中で次の自分を模索しているチャンピオンに胸の内を尋ねた。
お笑い
◆田津原理音(たづはら・りおん) 1993年(平5)5月25日、奈良県橿原市生まれ。桜井高では硬式野球部。NSC(吉本総合芸能学院)35期生。1年ほどコンビを組んで活動していたが、解散後はピン芸人に。Rー1グランプリでは、19、21、22年と準決勝進出。23年、悲願の優勝を飾った。趣味はカメラで、芸人仲間のポスターなども撮影する。大阪市24区住みます芸人・生野区担当。身長175センチ。
「どんな人生?」
3月4日に生放送されたピン芸人ナンバーワン決定戦「Rー1グランプリ2023」。優勝が決まり、賞金500万円を獲得。感無量の田津原が、番組終了間際に叫んだのは「どんな人生?」というフレーズだった。
田津原 あれは突然頭に浮かんだ言葉で、前もって考えていたわけではないんです。それまで準決勝で敗退すること3度。ずっと負け続けていたのに「こんな俺でも優勝できるんや!」。そんな思いから自然に飛び出た言葉なんです。大阪に戻ったら「どういう意味やねん? よう分からんわ」と芸人仲間からは言われましたけど。
勝ち抜いたチャンピオンには、さまざまな声が飛ぶ。番組途中、出番前なのにいきなり田津原の得点が放送され「(優勝したのは)ヤラセじゃないのか?」という疑惑もネット上に浮上した。
田津原 ここまで来たらヤラセでもええかと、今は堂々としています。それだけ僕に興味を持ってもらえたんなら、マイナスにはならないですし。
昨年のMー1グランプリで優勝したウエストランドのネタでは「Rー1には夢がない」と痛烈パンチをかまされたが、そんなことさえ、眼中にない。
田津原 きっと、どこか外国のRー1グランプリのことを言ったんでしょう。僕にとっては、夢しかない!
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