TBS日比麻音子アナは三刀流 女子アナの概念変える存在なるか/ロングインタビュー

凜(りん)とした空気感とちゃめっ気のバランス感覚が絶妙だ。1月からTBS「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)で金曜キャスターを務める日比麻音子アナウンサー(29)。かつて唱えられた「女子アナ30歳定年説」も今は昔。確かな技術と祖母仕込みの人柄を武器に、仕事の幅が年々広がっている。報道、バラエティー、スポーツ実況の三刀流。強い信念のもと、いわゆる“女子アナ”の概念を変える存在になりそうだ。

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◆日比麻音子(ひび・まおこ) 1993年(平5)7月5日、東京都生まれ。青学大卒業後の16年にTBS入社。「はやドキ!」「あさチャン!」「ひるおび」「報道特集」「ゴゴスマ~GO GO!Smile~」などをへて、現在は「Nスタ」「オオカミ少年」「王様のブランチ」「キングオブコント」「クイーンズ駅伝」、ラジオ「アフター6ジャンクション」(水曜)などを担当。趣味は映画・舞台鑑賞、美術館巡りなど。特技はピアノ、英会話。

夕刻サウナへ

取材スタジオに入り、番組スタッフにあいさつしていると、日比アナが「ごあいさつよろしいですか?」と名刺を持って駆け寄ってきた。アナウンサーである前に、いち社会人であることを大切にしている印象を受けた。早速「Nスタ」について聞いた。

「『Nスタ』のおかげで成長してきたので恩返しできるタイミングが来たのかな? と思いながら、本当に毎回毎回バタバタしながら、あたふたしながらやっています」

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