ストリップ劇場の修行から関東芸人の「リーダー」へ 渡辺正行の今昔/インタビュー1

コント赤信号のリーダー、渡辺正行(67)が、恒例の熱海五郎一座・新橋演舞場シリーズ第9弾の東京喜劇「幕末ドラゴン~クセ強オンナと時をかけない男たち~」(5月31日~6月25日)に出演する。高齢者ばかりの劇団が幕末にタイムスリップし、坂本龍馬や新選組と出会う爆笑サバイバルを演じる。また、1986年(昭61)から主催し、数々の東京芸人を輩出してきた「ラ・ママ新人コント大会」は400回を数えた。渡辺の現在、過去、未来について聞いた。取材では“お約束”で、コーラも飲んでもらった。

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◆渡辺正行(わたなべ・まさゆき) 1956年(昭31)1月24日、千葉県夷隅郡(現いすみ市)生まれ。74年に明大文学部に入学、落語研究会に。77年、テアトル・エコー養成所に入所し、ラサール石井、小宮孝泰と「コント赤信号」を結成してリーダーに。80年にフジテレビ系「花王名人劇場」でテレビデビュー。82年からフジテレビ系「オレたちひょうきん族」、85~89年「笑っていいとも!」にレギュラー出演。ピンでも日本テレビ系「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」、TBS系「東京フレンドパーク」など出演。剣道6段。血液型A。

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2004年(平16)に始まった「伊東四朗一座」から数えると、今年で19回目となる「熱海五郎一座」の公演。渡辺は2回目の05年から出演している。伝統ある新橋演舞場での公演も、今回で9回目だ。

「伝統もありますし、歌舞伎もやるじゃないですか? そういう中で、僕らが舞台に立てるというのがすごくステータス。花道があって、ちょうちんがバーっと飾ってあって、そういう老舗の雰囲気の劇場で、ジャズの音楽があったり、洋風のダンスを踊るのがすごく新鮮。唯一残念なのが、毎年稽古がある5月って、ゴルフの一番いいシーズンなんですよね(笑い)」

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