ゲームにSNS、筋トレにネイルケア…間もなく傘寿桂文枝は「やりたいことたくさん」
7月16日に、6代桂文枝(79)は80歳の誕生日を迎える。節目の日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で「傘寿記念 落語会」を開催する。年齢では堂々たる後期高齢者ではあるが「まだまだ晩年という気がしていない。やりたいことがたくさん残っている」と、本人は意気盛ん。日々SNSを使いこなし、コンピューターゲームは楽しみのひとつで、体調管理も怠らない。吉本を代表するスター落語家が、日刊プレミアムに2度目の登場となった。
お笑い
◆6代桂文枝(かつら・ぶんし) 1943年(昭18)7月16日、大阪市出身。66年に5代目桂文枝に入門し、桂三枝を名乗る。「MBSヤングタウン」「ヤングおー!おー!」への出演で圧倒的人気を得る。その後もABCテレビ「新婚さんいらっしゃい!」や関西テレビ(現カンテレ)「パンチDEデート」「三枝の愛ラブ!爆笑クリニック」など立て続けにヒット番組の司会を担当。一方で創作落語にも意欲を注ぎ「ゴルフ夜明け前」は映画化も。12年、6代文枝を襲名。昨年は吉本110周年、落語家55周年記念の全国ツアーを成功させた。
昨年55周年ツアー
昨年は「吉本興業110周年感謝祭 笑って元気に! いらっしゃーい! ツアー 桂文枝の落語家55周年記念独演会」を全国展開。7月16日の79歳の誕生日には、ホームグラウンドのNGKで「79歳になりました。来年のことを思うとゾッとします」と満席の観客を笑わせた。
文枝 もう、あれから1年ですか? 今回は、お互い「やもめ」同士の三遊亭好楽師匠を迎えるほか、ぐっさん(山口智充)のギターと、私のウクレレでフォークソングを歌おうか、と考えています。僕が「ヤングタウン」(MBSラジオで67年スタート)に出だした頃は、フォークソング全盛でした。京都から出たザ・フォーク・クルセダーズ、後にアリスとなるロック・キャンディーズ、五つの赤い風船。たくさんいてましたなあ。NGKではもちろん、落語もやりますよ(笑い)。
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