人生設計通り?日下このみ、振付師&後輩たちへの道作りにまい進中 理想の女性はYOU
「アイドル」の長い歴史の中で、特に2010年代からは、05年12月に誕生したAKB48を筆頭にさまざまなアイドルグループが誕生し、「アイドル戦国時代」といわれた。
光り輝くステージで、きらびやかな衣装をまとって歌い踊るだけでなく、SNSなどの興隆も相まって、グループのストーリー性、人間ドラマが、多くの人の心をとらえてきた。
一方で、数え切れないほどのアイドルが誕生したことで、近年は「セカンドキャリア」にも注目が集まっている。芸能界で夢を追い続ける者もいれば、新たな目標に向かって別の世界に進む者もいる。「人生いろいろ」。Next Stageに立つ、いまに迫っていく。
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<アイドルのセカンドキャリア~後編~>
連載第2回は、NMB48の3期生だった日下このみ(27)が登場。楽曲の振り付けを担当し、持ち前のキャラクターで「独演会」を開催するなど、アイドル時代から磨き続けた個性を、現在はアイドルの“後輩”たちに伝授している。後編では今、思うこと、そしてこれからについて聞いた。(文中敬称略)
元NMB48日下このみ、大好きなダンスとしゃべりが仕事に 振付師&MCで才能開花/前編」はこちら>>
感覚が変わった
19年にNMB48を卒業した日下は、バイトで生計を立てながら、ダンスの勉強をしていた。約2年の“修行”期間をへて、関係者を通じて芸能事務所「ゼロイチファミリア」に所属する女性アイドルグループの振り付けを担当することになった。メンバーとして教えられる立場から、振付師として教える立場に変わった。
「全然感覚は変わりました。言葉で説明した方が伝わる子もいたり、体で見せた方が伝わりやすい子もいたり、さまざまなので、いろいろな角度から伝えていかないといけないという難しさはすごくあるんですけど、同じくらい充実しています。振り付けも、作るのがもともと好きなので、それをお仕事にできているということが、やっぱり一番うれしいです。バラードだったり、王道のかわいい感じだったり、会場を盛り上げる曲だったり…。いろいろな曲の振り付けをさせていただくんですけど、全部楽しいんです。本当に自分の好きなことなんだなって実感します」
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1983年5月、埼玉県生まれ。2007年に入社。広告部、メディア戦略本部(広告担当)をへて、13年11月から芸能記者(音楽担当)に。
AKB48グループやLDHなどを担当し、AKB48公式10年史「涙は句読点」、「LDH PERFECT NEWS」などの発行も担当。
22年12月から芸能デスク。元高校球児(捕手)で、現在もOBOGチームで活動し、19年の「マスターズ甲子園」で甲子園“初出場”。もっとも趣味は、サッカー観戦(浦和レッズ)。
X、インスタグラムともに「@nikkan_ohtomo」。血液型O。