「人のネタは苦手」元看護師と教師「天才ピアニスト」が生み出す、ベタで品のある笑い
いまや関西のお笑い界でも指折りの売れっ子となった天才ピアニスト。昨年5月の「NHK上方漫才コンテスト」で優勝して以降、女芸人No.1決定戦「THE W」で優勝、上方漫才協会大賞受賞と勢いは増すばかり。5月28日には、吉本興業の本拠地、大阪・なんばグランド花月(NGK)で単独ライブを成功させた。ますみ(36)竹内知咲(31)は現状に満足することなく、さらに前を見る。
お笑い
<吉本芸人インタビュー>
◆天才ピアニスト 2016年(平28)5月コンビ結成。ともにNSC(吉本総合芸能学院)38期。22年(令4)、NHK上方漫才コンテスト優勝。女芸人No.1決定戦THE W優勝。23年、上方漫才協会大賞受賞。KBS京都ラジオ「天才ピアニストと澤武のせやけど、アレやね」、ABCテレビ「ニュースおかえり」、読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」に出演中。
竹内知咲(たけうち・ちさき=写真左) 92年1月28日、京都市生まれ。NSC入学前は高校の生物教師。趣味は読書とお酒。Mr.Childrenの熱烈ファン。身長158センチ。
ますみ(同右) 87年4月28日、奈良県大和高田市出身。看護師として約10年のキャリアを持つ。趣味は果実酒作りとお酒を飲むこと。特技はモノマネ(上沼恵美子ら)、採血。身長158センチ。
NGK単独ライブ
5月28日、なんばグランド花月初単独ライブ「華やぎ御膳」でのこと。公演の中盤、真っ赤なウエットスーツを着用したますみが宙から登場した。客席からは笑いと歓声が止まらない。
水族館に遊びに来た竹内が、大水槽を内側から掃除するますみを見守るというコント。背景のスクリーンには大小の魚が舞い、ますみは上下に揺れながら水槽を掃除する。舞台ではなかなか見られないワイヤアクションに、客席は沸きに沸いた。
竹内 毎月、よしもと漫才劇場(マンゲキ=大阪市)で単独ライブをやらせてもらってますが、今回は初めてのNGK単独。せっかくの機会なので「ここでしかできない演出を」と考えたのが出発です。ワイヤでますみをつるすという前提で、ネタを書きました。
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