「未知への挑戦」8月還暦未知やすえ、夢だったアイドルデビューで「新たなスタート」

吉本新喜劇の人気女優、未知やすえ(59)が8月11日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で「還暦記念公演」を行う。少女の頃からアイドル歌手にあこがれ、数々のオーディションに挑むもことごとく不合格。縁あって新喜劇に入団してからは、おしとやかな女性が怖い女に急変するキレ芸で人気者に。還暦を目前にして「60歳からは、もう1度、ゼロからのスタート地点。新たなチャレンジもしてみたい」と若さをみなぎらせる。

お笑い

<吉本芸人インタビュー>

◆未知(みち)やすえ 1963年(昭38)8月7日、大阪府東大阪市生まれ。82年漫才コンビ「やすえ・やすよ」結成。84年に解散し、吉本新喜劇に入団。突然、おとなしい表情から一転、急に怒鳴り声をあげるキレ芸が人気。92年、同じ座員だった内場勝則と結婚。以後、同じ舞台で共演することも。カンテレ「よ~いドン!」月曜レギュラー。身長155センチ。

還暦を迎えるとは思えぬ、元気いっぱいの未知やすえ(撮影・三宅敏)

還暦を迎えるとは思えぬ、元気いっぱいの未知やすえ(撮影・三宅敏)

「めっせいじ」

8月7日が60回目の誕生日。その4日後(11日)に「還暦記念特別公演~お祝いしてくれなきゃ脳みそストローでちゅーちゅーしちゃうぞ~」をNGKで行う。それに合わせるように7月には自ら作詞した「めっせいじ」が配信リリース、アイドル歌手としてデビューを飾る。

やすえ アイドル歌手は、小さな頃からの夢。勉強は不得手でしたが、歌うのは大好きな女の子でした。山本リンダさんになり切って「うらら、うらら、うらうらで~」と家族の前で歌ってました。周囲からは「元気な子や」「落ち着きのない子や」とか言われてましたね。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。