花組トップ柚香光「忘れちゃいけない」師の思い受け止め「ご縁がなかった」異色作挑戦
花組トップ柚香光が、兵庫・宝塚大劇場で7日に開幕した花組公演「鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)」「GRAND MIRAGE!」に臨んでいる。「鴛鴦-」は片岡千恵蔵さん主演のオペレッタ映画をもとにした作品。前作までは軍服姿で魅了した柚香が、今作は着流し姿で異色作に挑戦している。宝塚は8月13日まで、東京宝塚劇場は9月2日~10月8日。
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<宝塚インタビュー>
◆柚香光(ゆずか・れい) 3月5日、東京都生まれ。09年入団。花組配属。14年新人公演初主演。同6月宝塚バウホール初主演。15年台湾公演でオスカル。17年「はいからさんが通る」で外部初主演。19年東京で「花より男子」主演。同11月に花組トップに就き、華優希とコンビ。21年夏、2人目相手娘役に星風まどかを迎えた。今年正月は本拠地作「うたかたの恋」「ENCHANTEMENT」、4~5月は大阪、東京公演で「二人だけの戦場」主演。身長171センチ。愛称「れい」。
「めっちゃ好きです」
りりしい軍服から、いなせな着流しの浪人に-。ここ2作「うたかたの恋」「二人だけの戦場」に主演した花組トップ柚香。今作芝居は片岡千恵蔵さん主演のオペレッタ映画が原作だ。
「(映画は)戦時中とは信じられないくらいおしゃれで軽快。音楽と和洋のコラボレーションといいますか。今見ても心躍ります」
長屋住まいの貧乏浪人、浅井礼三郎と隣家の娘、お春との恋愛模様を骨董(こっとう)品好きの殿様をまじえて描く。着流しでの芝居には「あまりご縁がなかった」と言いつつも、「雪駄(せった)やげたでのお芝居は緊張感とともにうれしくて」と語る。
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大阪府貝塚市生まれ。関西大学から1991年入社。
1年目で若山富三郎さんが死去するなど、多くの芸能人の訃報に携わった。途中、3年間整理部勤務を経て、三橋美智也さん、村田英雄さんら、関西へ移って亡くなった大物歌手を次々に見送り、2000年頃から、吉本興業を担当。
2005年から3年弱、東京の文化社会部でお世話になり。大阪へ戻った後、2009年シーズンから入社初の野球記者となり、真弓阪神、女子プロ野球選手の吉田えりらを取材。
その後、再び、芸能社会担当へ戻り、ここで入社初の宝塚歌劇団担当に。吉本、短期間ながら阪神タイガースと、加えて関西発の3大ホットコーナーを経験。吉本興業、宝塚歌劇の100周年も取材。
NMB48の発足後は、西日本のAKB48グループ担当として、AKB48新聞にも従事した。
2018年4月に報道部で一般スポーツを担当するデスク。同時に、取材活動も並行している。