“努力の人”田中道子、免許取得へ実務経験積みながら建築探訪、神社仏閣巡りも再開

女優田中道子(33)が勢いに乗っている。昨年末、“難関”1級建築士試験に合格し注目を集めると、TBS系バラエティー「プレバト‼」(木曜午後7時)ではアートの才能を発揮。春からはNHK総合「解体キングダム」(水曜午後7時57分)にレギュラーとして出演中だ。現在は1級建築士免許の取得に向け、実務経験を積みながら日々奮闘している。充実する田中の今に迫った。

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◆田中道子(たなか・みちこ) 1989年(平元)8月24日、静岡県生まれ。静岡文化芸術大卒業。09年ミス浜松グランプリ、11年ミス・ユニバース・ジャパン3位、13年ミス・ワールド日本代表。16年テレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~」で女優デビュー。22年日本テレビ系「霊媒探偵 城塚翡翠」、23年同局「 Dr チョコレート」などに出演。身長172センチ、血液型0。

女優でありながらも1級建築士の資格を持ち、バラエティー番組で見せる画力も話題。数々の才能を発揮し仕事の幅がますます広がる田中道子(撮影・たえ見朱実)

女優でありながらも1級建築士の資格を持ち、バラエティー番組で見せる画力も話題。数々の才能を発揮し仕事の幅がますます広がる田中道子(撮影・たえ見朱実)

想像以上の反響

試験合格が世に知れ渡ると、想像以上の反響が返ってきたという。

「テレビ局の警備員さんが『田中さん、ニュース見ましたよ』って声をかけてくださったり。あ、すごいことだったんだなって改めて実感する毎日です」

免許申請には2年間の実務経験が必要で、現在は週1、2回のペースで都内の建築事務所に通う。1級建築士に師事しながら補助業務をこなし、奮闘する自分を「新入社員」と表現する。

「実務は勉強していた範囲をはるかに超えてるんだなって、改めて知りました。新入社員の皆さんが心折れるゴールデンウイーク明けぐらいに、私も折れかけてました(笑い)。今も、もがいてます」

一方でプロの仕事ぶりは刺激になり、「めちゃくちゃカッコいい」とキラリと目が光る。「机の上の勉強だけじゃ出ないよね、という発想で法律をクリアする。やっぱり経験がものを言う世界なんだなと感じました。芸能は新人でもバズる時はバズる。建築士は人の命を扱う仕事なので、絶対新人には任せられない仕事」と力を込める。

1級建築士になれたあかつきには、「大規模建築に関わりたい」と目標を掲げる。「日本国内で行きたい建築を聞かれると、大体ホテルや旅館が思いつくんです。それって好きなんじゃない? と改めて気付いて。過ごしていて居心地のいい空間が好きなので、リゾートホテルを設計してみたい」と照れながら明かした。

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