研究生時代のMCで人生一変!小林茉里奈「致命的な癖」矯正し「元AKB」初の局アナに
「アイドル」の長い歴史の中で、特に2010年代からは、05年12月に誕生したAKB48を筆頭にさまざまなアイドルグループが誕生し、「アイドル戦国時代」といわれた。
光り輝くステージで、きらびやかな衣装をまとって歌い踊るだけでなく、SNSなどの興隆も相まって、グループのストーリー性、人間ドラマが、多くの人の心をとらえてきた。
一方で、数え切れないほどのアイドルが誕生したことで、近年は「セカンドキャリア」にも注目が集まっている。芸能界で夢を追い続ける者もいれば、新たな目標に向かって別の世界に進む者もいる。「人生いろいろ」。Next Stageに立つ、いまに迫っていく。(文中敬称略)
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<アイドルのセカンドキャリア~小林茉里奈・前編~>
連載第6回に登場するのは、AKB48の10期生で、7月までFBS福岡放送アナウンサーだった小林茉里奈(27)だ。アイドル→アナウンサーという道を切り開いたのは、実は引っ込み思案だったという1人の少女。アイドル活動を通じて、夢を見つけ、実現していった。
小林茉里奈アナ 握手会で身につけたテンポや瞬発力で新たな挑戦、夫も受け答え上手に 後編はこちら>>
◆小林茉里奈(こばやし・まりな) 1996年(平8)2月24日、東京都生まれ。アイドル時代の愛称は「まりんちゃん」。10年にAKB48の10期生として加入。11年の第2回じゃんけん大会で4位に入り、シングル「上からマリコ」で初選抜入り。12年4月、日本テレビドラマ「私立バカレア高校」出演。同6月に正規メンバーに昇格。15年8月にグループを卒業。立教大現代心理学部を卒業し、18年4月にFBS福岡放送にアナウンサーとして入社。「バリはやっ!ZIP!」のメインMCなどを担当。23年2月、サッカーJ2・水戸ホーリーホックMF新里涼と結婚。同7月に退社。9月から「セント・フォース」に所属。血液型O。
引っ込み思案な少女
のちに局アナにもなる少女は、中2の終わりにAKB48のオーディションを受けた。
「本当に、単純にアイドルがすごく好きでした。AKB48はお姉ちゃんが先にハマっていて、私も好きで見てました。多分『AKBINGO!』を見てた時に、10期研究生オーディションの告知があって。私も中学からダンス部に入っていて、踊るのが楽しいなって思っていた時でした。言葉を選ばずに言うと『思いつき』というか。正直受かると思ってなかったですし、純粋にステージで踊ってみたい! という思いでした」
元々は、引っ込み思案な少女だったという。
「AKBに入っていなかったら、人生も全然違ったんだろうなってすごく思っています。人前に立つのも得意ではなかったですし、自分の意見もあまり言えなくて、周りの人にどう思われるか? というのを気にしてしまう性格でした。でもそういうところが、すごく自分で嫌だったんです。そういう自分を変えたいというのも、オーディションを受ける1つの動機としてありました。何かをやりたいって自分から言ったこともあまりなかったので、オーディションを受けるってなった時は、親にはビックリされました。AKBに入っていなかったらアナウンサーになりたいとも思わなかったですし、まるっきり違う人生を歩んでいただろうなって思います」
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1983年5月、埼玉県生まれ。2007年に入社。広告部、メディア戦略本部(広告担当)をへて、13年11月から芸能記者(音楽担当)に。
AKB48グループやLDHなどを担当し、AKB48公式10年史「涙は句読点」、「LDH PERFECT NEWS」などの発行も担当。
22年12月から芸能デスク。元高校球児(捕手)で、現在もOBOGチームで活動し、19年の「マスターズ甲子園」で甲子園“初出場”。もっとも趣味は、サッカー観戦(浦和レッズ)。
X、インスタグラムともに「@nikkan_ohtomo」。血液型O。