結成3カ月「大阪オドリバ娘」ともに相方のサポート受け、混戦の「THE W」に挑む

女芸人No.1決定戦THE Wの準決勝進出者38組が決まった。この中で異色の存在が、ふだんは男女コンビの漫才師として活動しているりえちゃん(42)ちろる(27)が組んだユニット「大阪オドリバ娘」。決勝に進み、優勝すれば、賞金1000万円に加えて日本テレビ系の人気番組に出演できる。エントリー料は2000円。ひとり1000円ずつ投じた結果、果たしてどれほどのリターンをもたらすか、2人は楽しみにしている。

お笑い

<吉本芸人インタビュー>

◆大阪オドリバ娘(おおさかおどりばむすめ) NSC(吉本総合芸能学院)36期のりえちゃん=写真右、後輩(NSC出身でない)のちろる=同左によるユニット。女芸人No.1決定戦THE Wには今回、初挑戦。

りえちゃん 81年5月27日、大阪市出身。ふだんは克信(35)との漫才コンビ・オーサカクレオパトラとして活動中。趣味は釣り、ドライブ、スノーボード、引っ越し。身長150センチ。

ちろる 96年6月3日、大阪府東大阪市出身。木佐(27)とのコンビで「ハイスクールマンザイ2014」に優勝し、吉本入り。木佐との漫才コンビは翠星チークダンスと改名して現在も活動中。趣味はDVD鑑賞、アニメ、写真撮影。身長162センチ。

THE Wの準決勝に臨む大阪オドリバ娘。ちろる(左)と、りえちゃん

THE Wの準決勝に臨む大阪オドリバ娘。ちろる(左)と、りえちゃん

YouTube「大阪タマリバ娘」

結成の日は突然やってきた。エントリー締め切り(8月21日)間近になって、りえちゃんから、ちろるに「出ようや」。

りえちゃんは漫才コンビ「オーサカクレオパトラ」として、ちろるは同「翠星チークダンス」として活動中。M-1グランプリの時期とも重なり、微妙なタイミングではあるが、りえちゃん+ちろる=大阪オドリバ娘としてエントリー料2000円を支払った。

年齢は離れていても、もともと仲が良い2人。ちろるは現在、後輩の女芸人ほずみのちかこ先生(31)ぴかるん(25)と大阪市内で同居中。ちろるが入居する前は、りえちゃんがちかこ先生、ぴかるんと3人暮らし。りえちゃんが近所に引っ越し、その後にちろるが入った。

りえちゃん Wにはピン(ひとり)で出ることも考えましたが、よく考えたら「ちろるがいてるやん」。仲が良かったから、少し前から「出ようかな」という話はしてました。

1回戦は動画審査をパス、2回戦では実際にネタを披露した。

ちろる 最初は不安でしたが、ネタ作りも意外とすんなりできました。

前述の女子4人は「大阪タマリバ娘」としてYouTubeを立ち上げた。部屋の中でクレープを焼いたり、和歌山にキャンプに出かけたり、女子っぽい動画をアップしている。

りえちゃん マンガやドラマ化された「東京タラレバ娘」にヒントをもらって、4人で「大阪タマリバ娘」を名乗っていたら、今度は漫才なので、ちろると「大阪オドリバ娘」としてTHE Wに挑戦しています。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。