【Dリーグ】FULLCAST RAISERZのメンバー表に異変が…/ROUND.6リポート

<D.LEAGUE 23-24SEASON ROUND.6>1月12日◇東京・東京ガーデンシアター

エンブレムにドラゴンをデザインするFULLCAST RAISERZが2014年、辰(たつ)年最初のROUNDを制した。縁起のいい白星だが、直前のリハーサルで出演メンバーが負傷のため交代するアクシデントを乗り越えた。無敗同士の一戦となったCyberAgent LegitとSEPTENI RAPTURESはドロー。KADOKAWA DREAMSは今季3度目のスイープで首位を守ったが、敗れたLIFULL ALT-RHYTHMが描いた「宇宙旅行」に会場が大きくどよめいた。

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年賀状にデザインしたくなるようなFULLCAST RAISERZのエンブレム

年賀状にデザインしたくなるようなFULLCAST RAISERZのエンブレム

リハーサル中に負傷、交代

新年最初のROUND.6の取材受付で配布された対戦表から緊迫感が漂った。2nd MATCHに登場するFULLCAST RAISERZの先発メンバーだったILL TWIGGZ(20)が棒線で消され、PRINCE TWIGGZ(26)が追記されていた。いずれもボールペンで書き直した筆跡だった。ROUND後にリーダーINFINITY TWIGGZ(29)に確認すると、この日のリハーサル中にILL TWIGGZがジャンプの着地に失敗して、ひざの靱帯(じんたい)を損傷。代役としてPRINCE TWIGGZの出場が急きょ決まった。

FULLCAST RAISERZのダンサーはディレクターのKTRを含めて10人。万が一に備えて代役は決めてあるが、あらかじめすべての出演者の振り付けを覚えるのは並大抵ではない。この日の作品テーマは「WE ARE」。チームの象徴でもある心身で全力を振り絞る「クランプ」で全編押し通す内容だったが、PRINCE TWIGGZは直前交代を感じさせないパフォーマンスで、踊りきった。

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