【Dリーグ】RAISERZが繊細なクランプを演じた理由/ROUND.9リポート
<D.LEAGUE 23-24SEASON ROUND.9>◇2月25日◇東京・東京ガーデンシアター
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「晴れたな、これは!」
FULLCAST RAISERZはリスクに挑戦し、今季初のスイープ勝利を手にした。
テーマは「雨のち晴れ」。傘を使い、迫力のクランプ集団にとっては、いつもよりスローなムードのある音楽が流れた。
傘を投げてキャッチしたり、一粒の雨音に合わせてWILD TWIGGZがジャンプをしたり、最後は傘を閉じたまま投げ上げ、上空でパッと開かせた。
新たな挑戦は、一歩間違えれば、大きなミスにつながるパフォーマンスだったのではないか? 作品の中心となり、MVDを獲得したWILD TWIGGZが言う。
「今回はめちゃくちゃ難しかったですけど、最終的には練習からみんなも『晴れたな、これは!』みたいな感じで踊れていたんで、本当に最高な楽しい気持ちで踊りました」
難しかった点を聞くと、笑顔のままでしばらく「うーん」と考えてから、言葉を続けた。
「そうですね~。全体的ですね。僕のイメージをみんなに伝えるのも難しかったし、振りを作るのも難しかったし…すべて難しかったですけど、楽しかったです」
対戦相手のValuence INFINITIESは勢いに乗っていた。サイファーラウンドで優勝し、前回ラウンド8も勝利を飾り、順位は7位→5位→3位と急上昇していた。
「Valuenceさんはストリートの踊りなんで、僕らのクランプもストリートですけど、今回は逆に新たな、違うやり方…繊細さを、もっとスタイリッシュに、真逆のスタイルで見せようみたいな感じでした。僕が作る振りは、いつも結構スタイリッシュに作るんで、それがうまくいったかな」
WILD TWIGGZはさわやかに振り返ったが、INFINITIESへの対抗意識は強かったようだ。ディレクターで、今回は出場もしたKTRの言葉ににじんだ。
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