【モデル?】R―1ファイナリスト真輝志 ピン芸人3年目、目指すはR―1王者!

ピン芸人、真輝志(30)は若手芸人には珍しいスマートでさわやかなルックスの持ち主。今年開催のR―1グランプリで初の決勝進出を果たし、女性ファンが急増中。しかし芸人になる前は、地味で「ネクラ少年だった」という。ピンになって3年目、今年で節目の30歳。ファイナル進出だけでは満足せず「R―1王者になりたい!」と目標を定めた。

お笑い

◆真輝志(まきし)1994年(平6)5月8日生まれ、大阪府門真市出身。13年、NSC(36期)と同志社大に同時入学。きんめ鯛などいくつかのコンビを経て22年2月より、ピン芸人に。R―1グランプリにはコンビ時代の15年から参加し、21、22、23年と準決勝進出。24年、初の決勝進出。トップ出番ながら、9人中4位に入った。趣味は読書、バスケットボール、散歩、日記。身長186センチ。

劇場も、仕事も増えた

3月9日を機に、真輝志はひとまわり大きくなった。R―1グランプリ決勝で4位になりその顔は広く知れわたった。翌日から大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)などの出番が増え、観客の反応もよりビビッドに変化した。

真輝志それまでは劇場の出番も少なくて、2連休、3連休が当たり前のようにありました。

ありがたいことに、R―1決勝以後は休みが週イチ程度になり、テレビやラジオにも呼んでもらえるようになりました。ピン芸人のコントは、見ている人の想像力にかかる面があるので、R―1効果は確かに感じますね。

若手芸人のイメージといえば、生活のためのアルバイトに追われ、時間があればパチンコへ。夜になれば酒をしこたま飲んで、気がつけば朝…。

真輝志確かにそんな人も周囲にはいますが、僕はギャンブルはやらないんです。たばこも吸いません。お酒は好きで、先輩に誘われて、楽しく飲むことが多いです。今春、東京に移籍したビスケットブラザーズの原田さんとは、よく公園で飲みました。

カネ使いも、いたって堅実。10万円あれば、1カ月暮らすのに困らないという。NSC(吉本総合芸能学院)同期(36期)のダブルヒガシの大東とは正反対の生活だ。派手さはなく、実直。端正な顔立ちには、その人柄も表れている。

撮影・三宅敏

撮影・三宅敏

中高はバスケ部も補欠

中学・高校時代は、目立たない生徒だった。バスケットボール部に所属していたが、いつも補欠。人見知りが激しく、友達は少なかった。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。