【宇野昌磨列伝】発表「あなたが選ぶ神プログラム」全10回で全員分紹介します〈2〉
フィギュアスケート日本男子初の世界選手権2連覇王者、冬季オリンピック(五輪)では日本勢最多のメダル3個を持つ稀代のスケーター宇野昌磨選手(26=トヨタ自動車)が9日、現役引退を表明し、14日に記者会見を開きます。
偉業に彩られた国内外の競技会。その大半に足を運び、卓越した技術と、想像の上から来られる思考に迫ってきた日刊スポーツ新聞、XアカウントFigure365、日刊スポーツ・プレミアムの担当記者が、過去のノートを見返し、蓄積してきたコメントや証言から人柄を掘り下げる「宇野昌磨列伝~ニッカン取材ノートから~」を12日まで連載しました。
<番外編>は、ファンの皆さまからお寄せいただきました「あなたが選ぶ神プログラム」の発表です!
フィギュア
- 【1】松本航記者が迫る人柄「五輪が全てではない」7年半の取材ノートから
- 【2】本田真凜さん「昌磨くんとは普段から…」松本航記者が聞いた日常
- 【3】ランビエル氏、出水氏、鍵山優真…取材を通し番記者にも伝わった魅力
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈1〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈2〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈3〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈4〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈5〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈6〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈7〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈8〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム〈9〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム新聞〈10-1〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム新聞〈10-2〉
- 【番外編】あなたが選ぶ神プログラム新聞〈10-3〉
- 宇野昌磨さんに聞いた 神プログラムへのファンの思い、プロへの熱量
全員掲載2日目です
あらためまして、このたびはたくさんのご応募、ありがとうございました。
14日は記者会見ですね。
引き続き、宇野選手を温かく包んできた皆さまの、百人百様のまなざし、どうぞお楽しみください。
先着順。ニックネーム、演目名、選んだ理由、全て原文まま
ひらりさん「オーボエ協奏曲」
理由 宮本賢二先生振付の曲で宇野選手の特性を活かし尽くした渾身の神プログラムだと思います。
reikoさん「ボレロ」
理由 ステファンコーチが昌磨くんのためにあたためていたブログラムでスターズオンアイスの時、はじめてみた瞬間昌磨くんにあっているプログラムで絶対に世界王者になるとずっと予想をしていました。はじめて世界王者になった瞬間自宅のテレビの前で飛び跳ねながら号泣しました。キスクラのガッツポーズに神かかっていた演技フランスの世界選手権は本当に私にとって素敵な思い出です。これからもたくさんの演技がみれるのを楽しみにしています。
みりみりさん「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」
理由 このタイトルの映画の世界観を宇野選手のスケーティングが見事に表現していた。最後のスピンもラベンダーの花が咲き誇る瞬間のようで。
oneさん「タンゲーラ」
理由 中学生だとは信じられない成熟した音楽性。数え切れないほど見てきた今でも見始めると1度では終わらず2度3度と繰り返し見てしまう。
akitsu0602さん「オーボエ協奏曲」
理由 バロック音楽の表現が際立って上手いことは2017-18シーズンのSP「冬」で実証済みでしたが、一般に耳馴染みのない曲でここまで楽曲の良さを氷上に描き出せたのは宇野選手だからこそだと思います。特に2021年全日本の演技は何度録画を観たかわかりません。
みたらし団子さん「オーボエ協奏曲」(特に北京五輪団体戦)
理由 選ぶのが本当に難しくて全部と答えたいところですが…演技が終わった後、カナダチーム(だったはず)からbeautifulと声が掛かったように本当に美しい演技でした。「ダメだったら真剣に謝ろう」という名言もあったのでこのプログラムにしました。
ドナルドダックさん「ロコへのバラード」
理由 世界観が素晴らしく宇野選手の突出した表現力や熱い情熱が感じられるプログラムだから。
ジャコビンさん「ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード」
理由 独特なリズムから始まる不穏な雰囲気の曲の全ての音を拾うが如くのステップと跳ねる音まで表現するスピン、緩急織り混ぜたスケーティング。可動域が広い肩や腕の強弱ある動きと、背中からくりだすしなやかな動き。そして弦楽器の「キュゥー」という音からのトリプルアクセルの着地が打楽器の「ドン」という音と見事にはまり、観てる者に強烈なインパクトを与える。アクのつよい女性ボーカルにも負けない力強く重い滑りのなかに漂う浮遊感。宇野昌磨でなければ出来ない表現と、技術の全てがつまっている樋口美穂子先生の傑作プログラムだと思う。2016年のGPFの何かが憑依した演技と、演技後も暫く入りこんでいた昌磨君の表情が今でも忘れられない。
もなもなさん「ラヴェンダーの咲く庭で」
理由 テレビでこの曲を滑る昌磨君の滑りに釘付けになりそれ以来昌磨君の大ファンです。
にこさん「ロコへのバラード」
理由 歌い手であるミルバさんの力強い艶のある歌声に乗せ、18、19歳の若者がその世界を見事に表現していることに当時度肝を抜かれました。唯一無二のプログラムだと思います。
ビストロさん「ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード」
理由 狂気とエロスの表現がグッと来た。
リングさん「オーボエ協奏曲」
理由 衣装も音楽も美しく、それに負けないまさに動く彫刻刀の様に美しい昌磨くんの演技が忘れられません。
puyaさん「G線上のアリア~メアトルメンタプロテアーテ」(21年世界選手権)
理由 宮本賢二先生、ステファン、昌磨くんが3人で作り上げた最高の神プログラム。怪我を圧して跳んだジャンプ、最後の満点spsqは神がかっていました。滑り終わった後さいたまスーパーアリーナに大聖堂を建立したと話題になったプログラムです。
あやさん「ラヴェンダーの咲く庭で」
理由 2024年5月5日プリンスアイスワールド横浜大楽公演にて、引退発表前最後の演技を見ました。宇野選手がやりたかった技術と芸術の融合の答えがそこにありました。そこからの現役引退発表に、第二章が楽しみでたまらなくなりました!
リングさん「エブエブ」(24年世界選手権)
理由 シーズン最高点の美しすぎる演技、長年の経験を積み、ここに来て過去1番の4回転フリップ。まさに宇野昌磨の集大成を見た気がしました。思い出しても美しすぎて、泣けます。
miki_uno1さん「G線上のアリア」
理由 世界選手権2連覇を達成したプログラムでもありますし、何より日本開催の世界選手権、現地で観戦出来て、とてもとても感動したからです。
しゃあさん「天国の階段」(18年全日本選手権)
理由 重い捻挫を押しての気迫と集中力に競技者の美学を見た。
ruruさん「G線上のアリア」
理由 ロコと迷いましたが、アリアにしました。宇野選手にずっと滑ってほしいと思っていた曲なので。GPFの演技も素晴らしかったのですが、私はワールドの演技が好きです。ステップが圧巻でした(GOE満点も納得の出来です)。怪我しているとは思えないほどのキレと躍動感でした。
ゆんさん「オーボエ協奏曲」
理由 どこを切り取っても美しく、繊細で、でも力強く躍動していて、いっときも目を離したくないほど好きだから。
くまモンさん「ラヴェンダーの咲く庭で」
理由 音楽、振り付け、衣装(青)、演技スタート時の表情、すべてが絵画のよう。当時の年齢だからこその、はかなくみずみずしい演技でした。
こたさん「Dancing On My Own」
理由 色々なことがあったシーズンのプログラムなので思い入れがとてもあります。
特になめらかで流れのあるステップシークエンスが好きで何度も繰り返しみています。宇野さんのデイビッド〓(ビュレット)ウィルソンさんのプログラムは全部神プロです。
アリスさん「ロコへのバラード」
理由 2017年の世界選手権のロコは本当にアルゼンチンタンゴを踊ってるかのように没入感がハンパないプログラムでした。ラストの女性ボーカルの笑い声もクリムゾンイーグルと相まって別世界へ誘ってくれました。ドーナツスピンでちょっと手がスケート靴から離れた時に苦笑した姿さえタンゴの世界の一部に感じました。
めめさん「グレートスピリッツ」
理由 辛いシーズンを過ごしていた中、全日本でのあのショートは会心の演技でした。会場がどっと沸いたのを現地で体感しました。宇野くん自身、演技中に笑みもこぼれていたと記憶しています。
よるさん「トゥーランドット」(15年)
理由 生命力にあふれその後の輝かしい未来を感じさせた作品。他にも沢山の大好きなプロがありますが私にとっては彼との出会いとなる作品だったので強い思い入れがあります。宇野選手は代表作が無いと言っていたことがあったけれど一つ選ぶことで他の作品の価値が沈むようでもったいないから代表作なんていらないと思う程にファンです。でも今回は出会いという意味でこちらを選びました。
しおさいさん「G線上のアリア」
理由 神聖さと激しさのコントラストの表現が素晴らしいです。さらに高難度ジャンプが組み込まれ、ドラマチックで見応えあるプログラム。成熟した宇野さんだからこそ出来るのだと思います。スタートとフィニッシュのポーズも衣装も、全部好きです。
ガマ妻さん「トゥーランドット」(平昌五輪シーズン)
理由 ミラノワールドで足が痛いのに、言い訳せずに欠場すること無く、枠の為に出場してくれて、何度転倒しても立ち上がって、ラスト3本コンビネーション決めた時は涙が出ました。渾身のトゥーランドット。たぶん一生忘れないと思います。
moyashiさん「ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード」
理由 宇野さんのたくさんある名プログラムの一つ。本当はもっと最近のものから選ぼうと思ったのですが、当時19歳の宇野さんならではの魅力がつまっており、今の宇野さんが演じても全く別のものになるのではないか…だからこそ、見たいとも思い、選びました。全日本初優勝のプログラム、初披露からの進化などを含めて、記憶に残る名プログラムだと思います。
美枝さん「ボレロ」
理由 どんどん上手くなっていったプログラム。北京オリンピックの試合の翌日に練習リンクでノーミスしたと聞いたので、それが見たい!!
星屑さん「G線上のアリア」
理由 ボレロ、トゥーランドットもありだと悩みましたが、G線上のアリア〓は、夏のアイスショーで観た時に、今年必ず全日本にこのプログラムを観に行こうと心に決めるほど魂を掴まれました。
きゅるさん「トゥーランドット」(初めて使用したシーズン)
理由 曲の構成も演技も感動的だった。
まっちゃんさん「ボレロ」
理由 世界選手権初優勝のプログラム、音ハメのジャンプ、ステップが素晴らしかったです。衣装も素敵でした。ステファンとのコンビは最高です。
蘭々さん「ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード」
理由 本当に選ぶのが難しいぐらい名作がたくさんありますが、このプログラムは他のどの選手とも違う強烈なインパクトでした。19歳の子がこんな演技ができるなんて、ととても驚いた記憶があります。何度も見返しています。
ひめさん「グレートスピリッツ」(19年全日本選手権)
理由 初見は宇野昌磨がこんなプロやるの?とびっくりしたけど、あの重低音と昌磨くんのキレキレな動きがぴったりと合っていて、いつの間にか大好きなプロになっていました。グレスピは昌磨くんにしか出来ないプロだと思います。SPになったのも嬉しかったですが、コーチを迎えず調子を落としていた2019年。全日本選手権でノーミスのグレスピを見た時の会場の高揚感と歓声、昌磨くんの嬉しそうな表情が忘れられません。あのグレスピを見て、ああ昌磨くんは大丈夫だ、と思いました。
しょうまきさん「グレートスピリッツ」(19年全日本選手権)
理由 どん底フランスGPからの完璧演技。会場の唸るような拍手と歓喜の声援のなか嗚咽し大興奮。なかなかチケット取れなくて苦労した注釈席は昌磨さんの腕上げ決めポーズの正面という神席でした。
みかんさん「G線上のアリア・メアトルメンタプロペラーテ」
理由 2023年埼玉ワールドで現地観戦したFSは直前に脚のケガの情報が入りとても心配しました。それでも彼の持ち味の美しい演技で会場を湧かせ、世界選手権2連覇を果たしたあの時の光景は一生忘れません。
のんさん「ラヴェンダーの咲く庭で」
理由 特に世界選手権での演技が、あの年齢特有の若さ儚さ脆さ美しさで溢れた唯一無二の演技だったから。
saki1111さん「全て」
理由 神プログラムでなかったプログラムなんてありません。全てが記憶に残る宇野昌磨選手の感動の代表作でした。
mayumiさん「トゥーランドット」(平昌五輪シーズン)
理由 このプログラムで、昌磨沼に落ちたから。
うさこさん「timelaps」
理由 宇野昌磨選手にしか滑ることができない楽曲だと思います。(他にも神プロだらけで選ぶのが辛かったのですが、NHK杯の演技が本当に感動的でした。ただ不透明なジャッジに水をさされました)。
taruさん「オーボエ協奏曲」
理由 世界王者になった直後のアイスショーで拝見した時、その濃密さに驚きました。何も動いてないように見えるけれど、足元は深いエッジで滑らかに滑っている、まさに熟練の技。音を小節いっぱいギリギリまで表現できるのが宇野選手の特徴だと思いますが、その長所を生かした芸術的なプログラムでした。他の誰も真似できない境地に達したのだと感じました。
ももさん「G線上のアリア」
理由 振り付けが好き。
なおとさん「ボレロ」(22年世界選手権)
理由 とても力強いプログラムなので、観ると元気をもらえるし、気分が上がるから。
taeさん「G線上のアリア」(22年世界選手権)
理由 現地にいました。そこまでの選手の演技も皆素晴らしく、会場のボルテージが上がる中、宇野選手が滑り出す瞬間静まり返り、そこからの4分間はあっという間でした。フィニッシュと同時に会場が揺れるくらいの歓声。今でもその場面が脳裏に焼きついています。あの幸せな会場にいられたことは一生の宝物です。
ますおかましこさん「This town」
理由 エキシビションで「昌磨かっこいい!」と客が叫んだ後ニヤッとしながら滑り始めるのが印象的でした。一度アイスショーで生で見られて幸せでした。
jinさん「ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード」
理由 シニアデビュー涙の世界選手権の翌年リベンジのプログラム美穂子コーチとのkiss&cryが忘れられません。
naoさん「ボレロ」
理由 世界選手権を初制覇した時のボレロの演技が忘れられません。ステファンが昌磨くんのために作ったボレロ。構成がクワド5本とマックスで挑んだボレロ。ステップスピンも手を抜かず、初演の時はキツそうに演技されていましたが、シーズンの終わりには息もあがらずしっかり宇野昌磨のボレロになってました。シーズンの最後に世界選手権で優勝という素晴らしい結果に感動しました。まぎれもなくボレロは神プログラムだと思います。
こうめさん「選べない」
理由 毎年、「新」プログラムで私たちを楽しませてくださいました。1つだけを選ぶのは無理です。ご本人も最高の瞬間は常に更新されるというようなことをおっしゃていたような気がします。
Emiさん「ボレロ」(22年世界選手権)
理由 神プログラム、大好きなプログラムはたくさんあって選べないのですが、これは昌磨くんが一番良い顔してたなって思うから選びました。
ちぃちゃんさん「ボレロ」
理由 ステファンの振り付けで、あの流れるようなスケートに釘付けになりました。とても美しかったです。
晴れた日のそれさん「ボレロ」
理由 足から上は血気盛んな闘牛士なのに足元には宇宙が広がっていたから。
第2回は以上です。
3回目以降も、引退会見の詳報も、随時アップしていきますので、お楽しみに。
ご意見、ご感想、寄稿の修正、企画に関するお問い合わせ等ございましたら、ぜひ下の回答欄よりお寄せください。