【宇野昌磨列伝】発表「あなたが選ぶ神プログラム」全10回で全員分紹介します〈9〉

フィギュアスケート日本男子初の世界選手権2連覇王者、冬季オリンピック(五輪)では日本勢最多のメダル3個を持つ稀代のスケーター宇野昌磨選手(26=トヨタ自動車)が9日に現役引退を表明しました。

偉業に彩られた国内外の競技会。その大半に足を運び、魅力に迫ってきた日刊スポーツ新聞、ニッカンスポーツ・コム内Figure365、日刊スポーツ・プレミアムの担当記者が、過去のノートを見返し、本人の言葉や周囲の証言から人柄を掘り下げた連載「宇野昌磨列伝~ニッカン取材ノートから~」の<番外編>。

ファンの皆さまからお寄せいただきました「あなたが選ぶ神プログラム」の発表、第9弾です!

フィギュア

全員掲載9日目です

昌磨選手を温かく包んできた百人百様のまなざしを、お楽しみください。

イヴさん「2023/2024FPタイムラプス/鏡の中の鏡」

理由 篠田桃紅はその日に使う墨を朝1番に汲んだ水で磨るのだが、東京またはNYなど土地の水の硬度や気温・湿度の違いで毎回同じようにはならないのだと聞いて、スケートの練習もそのようなものなのではと思った。余人には計り知れない精緻な感覚を、日々丹念に重ねた思考でつむいでいく途方もなさ。一期一会の墨の色。まっさらな白の上に迷いなく走らせる筆の、時に撓み蒼くにじむ墨の跡。宇野昌磨選手のスケートは自在な筆の運びを眺めるに似ている。鍵山優真選手がなめらかなペンの精緻なカリグラフィーなら、宇野選手は柔らかでコシの強い筆を持つ。稀有な個性だ。その特性が最も顕れたのが今期のフリーだと思う。音の少ない後半、ブレードの走るかすかな音を配信の画面で聞いて肌が粟立つ感覚があった。墨色の衣装が白いリンクに描く軌跡をただ見つめていた。凄絶なプログラム。

おっきーさん「タンゲーラ」

理由 平昌オリンピック以降昌磨君がとっても気になって漁るようにそれまでの過去の映像を観ていた時、発見した2013年のMOIでのタンゲーラ。衝撃でした。その上手さ以上になんとも言えぬ色気?艷やとも言うのでしょうか…これが当時15?歳の少年の演技とは!それから何度この映像を繰り返し観たことか。この演技で完全に昌磨沼にハマったと思います。

るりさん「2023年世界選手権のFSの『G線上のアリア』」

理由 他にもたくさんあって選べませんでしたが一つ選ぶなら現地で観戦した世界選手権連覇のFSです。直前のアクシデントもありハラハラしましたが、後半4回転単独のあとRPTになりそうなところで1回転をつけたことで回避し、最後の疲労がピークであろう中でStSq満点を出し見事日本男子初の連覇を成し遂げたことは一生忘れないと思います。技術と芸術の融合はこの段階でも素晴らしいものでした。

ほりりんさん「ボレロ」

理由 世界選手権を初制覇したプログラム

sgmさん「クロイツェル」

理由 宇野昌磨選手を好きになったきっかけのプログラムです。目を離す暇がなく、ジャンプ、スピン、ステップだけでなく、始まりから終わりまですべてが見所であり、当時何度も繰り返し録画を観たのを覚えています。宇野選手のスケートからバイオリンの音がこぼれて来るようで、とても大好きなプログラムです!

イヴさん「2023/2024FSタイムラプス/鏡の中の鏡」

理由 篠田桃紅はその日に使う墨を朝1番に汲んだ水で磨るのだが、東京またはNYなど土地の水の硬度や気温・湿度の違いで毎回同じようにはならないのだと聞いて、スケートの練習もそのようなものなのではと思った。余人には計り知れない精緻な感覚を、日々丹念に重ねた思考でつむいでいく途方もなさ。一期一会の墨の色。まっさらな白の上に迷いなく走らせる筆の、時に撓み蒼くにじむ墨の跡。宇野昌磨選手のスケートは自在な筆の運びを眺めるに似ている。鍵山優真選手がなめらかなペンの精緻なカリグラフィーなら、宇野選手は柔らかでコシの強い筆を持つ。稀有な個性だ。その特性が最も顕れたのが今期のフリーだと思う。音の少ない後半、ブレードの走るかすかな音を配信の画面で聞いて肌が粟立つ感覚があった。墨色の衣装が白いリンクに描く軌跡をただ見つめていた。凄絶なプログラム。

芍薬さん「Dancing on my own」

理由 ステファンコーチと共に歩く道に辿り着いたシーズンのFS。チャレンジカップのStsqを観て、世界選手権は貰った!と思ったんですけどねぇ…。中止になって本当に残念でした。

まるさん「Dancing on my own」

理由 プログラムの解釈というのはその曲の背景や使われた場面、曲調、歌詞の意味などから導かれるものが多い印象があります。この曲は歌詞があるのでメッセージ性がはっきりしているはずなのに、滑る度に曲の印象までまるで変わっていました。苦しんでいたときには辛くもがくようなストーリーから、少しずつ乗り越えて歩き出すストーリーに、いつしか過去を全て力にして新しい未来に進んでいくようなストーリーに、そして久しぶりに披露したショーではひとつの映画を見ているような素晴らしいプログラムにこんなに伝わるものが変わるプログラムはあまり出会ったことがありません。また宇野選手のプログラムはどれも身体全身を使って些細な音まで拾っていくので、音楽を聞けば聞くほどさりげない動きと細かい音がリンクしているのがわかります。このDancing on my ownは最初から最後まで本当に過不足ない、まさに音と一体になっているようなプログラムだと感じています(ただ正直どれも神プログラムで選ぶのが難しすぎました…なので、各プログラムの中の神演技!のほうがおそらく宇野ファンは選びやすいです笑)

ぽっぽ.I.Yさん「世界選手権のボレロ」

理由 会場が昌磨さんのオーラの渦に巻き込まれていたから。お客様の昌磨さんが王者になる事への期待感が凄かった。

niinii3さん「I Love You Kung Fu; Clair de Lune(2024 SP)」

理由 選手生活の集大成としてステファンが振り付けた非常に芸術的なプログラム。世界選手権現地で見て鳥肌が立った渾身の演技。宇野選手が追い求めた理想のスケートを見られた歓喜の一瞬でした。ほかにも神プロはたくさんあるので一つに絞ることは極めて困難でした。せめて10プロは欲しかったです。グレートスピリット、オーボエコンチェルト、ダンシングオンマイオウン、タイムラプス、トーランドット、ボレロ、ラベンダー、ロコ、月光は本来外せなかったです。

プリンパフェさん「2017世界選手権ブエノスアイレス午前零時」

理由 実は平昌五輪でファンになったのですが、過去プロ全部巡って見た時、このプロは衝撃的で凄く引き込まれました。曲のリズムに合わせた独特の手の動きや3A着地とドンという音はめが素晴らしい上にピャンタ~のとこの昌磨くんの表情がカッコ良すぎて痺れます。後半曲の盛り上がりとともにジャンプ決まってクリムキンからのスピンでボルテージは最高潮です。本当インパクトあって大好きなプロです。あとトゥーランドットも大好きで忘れられないプロです。平昌フリーで昌磨くんのトゥーランに心奪われ毎日ずっと頭巡ってました。また現地観戦したさいたま世界選手権G線上のアリアも最高でした。ケガを抱えながら次々ジャンプ決める昌磨くんが漢過ぎて、曲も厳かな前半から激しく高らかに歌い上げる後半に昌磨くんのスケートと動きがどんどん盛り上がって壮大でした。やりきった後の大の字は忘れられません。昌磨くんはクラシックの重厚感ある華やかな曲が似合うと思います。今後もプロスケーターとしてクラシックの名曲をたくさん滑ってほしいです。

まるごんさん「2023年全日本の「Timelapse/鏡の中の鏡」」

理由 「一期一会の名演」と言われたらこちらの演技です。あの素晴らしい試合を締めくくるのにこれ以上ふさわしい演技はなかったかと。特に「鏡の中の鏡」の部分は「祈り」のようなものさえ感じてしまいます。昂る場を鎮めつつ、全ての選手の健闘を称え、歓喜と興奮を感謝の祈りに昇華して天に捧げる「奉納の舞」とでもいうのでしょうか。昌磨さん自身が願っていたことが体現されたような素晴らしい試合で、その中心に彼がいたことが本当に嬉しかった。昌磨さんだけではなくあの試合に関わった全ての選手が作った「名演」であったと思います。"

とみさん「Dancing on my own」

理由 コロナ禍の影響で昌磨さんには珍しく2シーズン持ち越したプログラムです。拠点の変わる前後に苦しかったこと悲しかったこと幸せな気持ちその時々の感情の乗せて演技していたのが見ている者の心に響きました。ファンにとってもいちばん気持ちがぎゅっとなる時間を共有した思い出深いプログラムです。

香ぺんさん「2019年全日本選手権のSP「Great Spirit」」

理由 フィギュアスケートは元々好きでテレビ放送のある全日本でシニアに上がった宇野昌磨選手をなんていい子が出てきたんだろうと見ていました。ふんわりとテレビでしか見ていなかったのと、自分の環境でフィギュアをあまり見ていない時期、初のオリンピックで銀メダルも取って順調なんだろうと思っていました。実は樋口コーチの元を卒業されていたことを知らずにいて、フランス杯でのジャンプがかみ合わなかった痛々しい転倒、つらい演技にびっくり、昌磨選手はどうしたんだろう!といろいろ調べまくりました。その中で全日本が東京であることを知り、男子SPのチケットが手に入りました。代々木体育館の注釈付き一番後ろの席。観客の見守る空気、その中での宇野昌磨選手の「Great Spirit」の激しいリズムに乗って、次々決まっていくジャンプ、大歓声!!こんな曲調をエネルギッシュに滑ることができるなんて!と引きつけられて夢中で見ていました。音楽が終わって、特大のガッツポーズとなんとも嬉しそうなぴょんぴょんはねる昌磨選手。地上から湧き上がるような喜びいっぱいの歓声のエネルギー。心の底から震えました。。まさに沼落ちの瞬間でした。フリーはテレビで鑑賞しましたが、表彰式での美しい涙をそっと指先で拭う瞬間も忘れられません。

あさみさん「Greart Spirit」

理由 毎年様々なテイストの素晴らしいプログラムを披露してくれて、神プロや心に残っている演技がありすぎて本当に選べないですが、個人的に全日本のグレスピは実際に現地で観戦して一生忘れられない思い出です。当時コーチ不在でフランス杯後で心配しながら観戦に行きましたが、宇野選手の演技が始まった途端に会場の空気が変わって、水を得た魚のようにいきいきとした滑りでジャンプを次々と決めて楽しそうに滑る宇野選手に、会場が揺れるくらい盛り上がって、みんなで宇野選手の復活を喜べたことが本当に嬉しかったです!今でも元気が欲しいときは全日本のグレスピを見返しています。平昌で宇野選手を知って以来、宇野選手を応援していて、一緒に喜んだり、泣いたり、沢山心を動かされて勇気を貰いました。貴重な選手時代を応援出来て本当に幸せだったなって思います。いつも誠実で嘘のない自然体な人柄も大好きです。今回は競技者の宇野選手を応援出来たからこその、心に残る演技を選ばせて頂きました。宇野選手は滑り始めると、一瞬で空気が変わるくらい場を支配する表現力の持ち主だと思います。これからの活躍も楽しみにしています。

ゆきこさん「エキシビジョン含め全プログラムが神プログラムだと思います」

理由 毎年神プログラムが更新されるので、一つに絞れません。なんか印象に残らないなとか、またこういう感じのプログラムかとか、どの選手にも一度くらいは思うのですが、宇野昌磨選手に関しては選曲や構成に驚くことはあってもマイナスな印象を持ったことがありませんでした。

おっきーさん「月の光」

理由 このプログラムは昌磨君のキャリアの集大成と言っても過言ではないでしょう。最後の世界選手権での4Fは胸アツでした。こんな不思議な音楽を表現できるのは宇野昌磨以外にはいないと思います。

もるさん「2022年世界選手権のフリー『ボレロ』」

理由 SP、フリーとも素晴らしい滑りだったが、特にフリーの勝利へ向かって行くかのようなステップが忘れられないです。

ちびまるさん「ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード」

理由 宇野昌磨選手を応援し始めて10年。本当に神プログラムが毎年更新されて、選ぶのが難しいです。全部と言いたい所ですが1つ選らばなければならないなら、今の宇野選手に再演して欲しいプログラムとして選びました。ただ、たくさんのプログラムを選ばれると思うので、たくさん紹介しているくださると嬉しいです。

抹茶しらたまさん「ブエノスアイレス午前零時ロコへのバラード」

理由 タンゴはタメやキレ、とにかく躍りが上手くないとハマらない音楽。宇野選手は全てがハマっていた上に高難度なジャンプやステップ、スピンを組み込んでいました。またこのプログラムの振り付けは樋口美穂子先生の振り付け+ステファンランビエールコーチも関わっているので、ファンとしても思い出深い大好きなプログラムです。

シルバーさん「オーボエ協奏曲」

理由 2020MOI EXで初披露したプログラムを2021WC EXでこの素晴らしいプロを初披露出来ず、よくOlympicシーズンSPになってよかった。子の系統を滑らせたら彼の右に出るスケーターはいません。

プラムさん「オーボエコンチェルト」

理由 格調高い芸術的なプログラムで、振り付け、衣装、全てが素晴らしい。昌磨さんの翳りのある端正な美しさと伸びのある重厚な滑りがオーボエの音色をより魅力的なものにしていました。特に初優勝となった世界選手権での演技は完璧で本当に感動しました。フィニッシュポーズもそこそこに大喜びする昌磨さんの姿も忘れられません。長い間トップで活躍された昌磨さんにはエキシを含めて多くの作品があります。それぞれが思い出深く、また趣の異なる魅力に溢れていて1つを選ぶのに困りました。迷いに迷って曲が一番好きなオーボエコンチェルトを選びましたが、多くの神プログラムを演じた宇野昌磨さんと振付師の方々にありがとうと伝えたいです。

yonkoさん「Great Spirit」

理由 こんなジャンルの曲でもスケートができるのかと初めて見た時には驚きました。野性的かつ美しい昌磨選手にしか出来ないプログラムだと思います。2019年全日本でのガッツポーズが出た演技には泣きました。

まるごんさん「2022年北京オリンピック団体/男子シングル『オーボエ協奏曲』」

理由 「マスターピース」と言われたらこちらの演技です。バロックの雅をこれほど見事に表現できる選手は他にはいないのではないでしょうか?しかも最高難度に近いジャンプを組み込んで。この後「アリア」や「Timelapse/鏡の中の鏡」など表現を極める方向に進みますが、その方向性だったり、表現者としてのステイタスを確固たるものにしたプログラムが「オーボエ」だと思います。中でも、北京団体のSPは赤い衣装が青ベースの会場にひと際映えて、まさにルビーのように美しかったです。

せんさん「メアトルメンタプロペラーテ」

理由 こんな荘厳な世界観を競技スケートで、高難度ジャンプ跳びながら作り上げれるスケーターはいません。

サーモンさん「トゥーランドット」

理由 全てのプログラムに思い出があり1つに選ぶのは難しいですが、宇野選手を好きになったきっかけのプログラム2015〓(二分ダーシ)16シーズンのトゥーランドットです。世界選手権での魂のこもった演技とキスクラでの涙する宇野選手に惹きつけられてからずっと応援してきました。

あさん「Timelapse/Spiegel im Spiegel(2023-24フリー)」

理由 静謐で凄く引き込まれる演技でした。宇野昌磨選手にしかできないプログラムだと思います。もう一度見たいです。

かずりさん「2023年NHK杯のフリー『Timelapse/鏡の中の鏡』」

理由 正直神プロばかりで選べませんが、強いて一つあげるとすれば、NHK杯の現地で見たこの演技が宝物のように心に残り、ずっと忘れられません。胸を掴まれる様な繊細な演技。それに溶け込む様な美しい高難度ジャンプ。後半、静かなメロディにスケート音が重なるのが聞こえ、終盤のリンク中央を大きく横切るイーグルを見ながら、どうかこの演技が終わらないでと何度も願っていました。また最後のリカバリーが、しっかり競技プロなのを思い出させてくれそこも胸熱でした。昌磨さんのスケートの美しさ、そして競技者としての凄さが、このプロに詰まっていると感じます。

reikoさん「greatspirit」

理由 最初はエキシビションで使われた曲ではじめてこの曲で演技をしていた昌磨くんがワイルドで凄く進化していて1年後SPに決定した時、エキシビのときよりも動きがハードだったので昌磨くんの表現の凄さで全日本ではエキシビシの時と違った昌磨くんの表現がみれて全日本で終わった瞬間飛び上がりながら笑顔でジャンプをしていた昌磨くんが可愛いすぎて演技と同じくらいテレビの前で喜んでいました新たな昌磨くんがみれた作品、今の昌磨くんでまたみれたら嬉しいです。

さばさん「I Love You Kung Fu; Clair de Lune」

理由 世界選手権での完璧に美しい演技 最高の4回転フリップ 宇野昌磨選手のすべての結晶

せんさん「ボレロ」

理由 やはり王者のGorgeousで勢いある滑り、平昌の時より厚みを増した青年の滑り、休む事無く疾走し続け、複数クワドにチャレンジし続けた技術と芸術に派手なエンタメを盛り込んだプログラムは当にオリンピックシーズンに相応しかった。

じゅんさん「ボレロ(2022年世界選手権)」

理由 最高難度構成のフリーで挑んだシーズンのラスト試合にて、素晴らしい演技をし初優勝を掴んだボレロ。すごく感動して、嬉しくって涙が止まりませんでした。なので、2022年世界選手権のボレロを選びました!

ちばっとさん「Great Spirit(2019全日本選手権)」

理由 苦しんだであろうシーズン。公式練習後の取材で、「多分ステファンのところに」とフライング発表からのパーフェクトグレスピ。選手出入口の上あたりで現地観戦出来ました。リンクに出ていく前に少し緩くなっていたのか、衣装のボトムの背中を少し持ち上げ直していたステファンとの後ろ姿。スタートポジョンの力強い表情。あの拳を突き上げてのステップの高揚感。ガッツポーズでの会場のMAXボルテージ。全てのシーンが鮮明で今も忘れられません。ステファンコーチと、今季到達した至高のSP、FS。ここに至ったスタートとしてもとてもとても大好きな思い入れのあるプログラムです。そして何よりまぁとにかく最高にかっこいい!!

yonkoさん「This Town」

理由 2019年フランス杯エキシビションの演技が大好きです。ファンも見ていて辛い試合でしたが、昌磨選手の穏やかな笑顔とふわふわと舞うような美しい演技に癒されました。華やかな白いシャツとダメージジーンズの衣装も素敵でした。

イヴさん「2017/2018SP冬」

理由 夜の湖に静かに冬の精が降りてきて、魔法を始める。ターンをするたびに湖面は凍りついていく。氷の層が幾重にもなり完全に白銀色になったところで振り返る。楽章がかわりつむじ風が吹き始め、逆巻く風は激しさを増しやがて止み、最後に静寂が支配する。いつもそういう情景を思い浮かべていた。

まるたんさん「トゥーランドット(平昌オリンピック、世界選手権2018)」

理由 なんといっても青い衣装に身を包んだトゥーランです。ジュニアからシニアへ鮮やかに変身を遂げた美しいプログラムでした。

makiさん「G線上のアリア・メアトルメンタプロテラーテ」

理由 世界選手権の演技を現地観戦したという事もありますが、曲、衣装、振り付け全てとっても好きなプログラムでした。

brioさん「Timelapse / Spiegel im Spiegel」

理由 競技と芸術の融合において、極点を示したプログラム。深い内省に満ち、神秘主義的でさえある、唯一無二の作品。仙人が一筆で描いた水墨画のよう。このプログラムが生み出されたこと自体、奇跡に近いと思う。5年、10年と時間が経った後にこそ、正当に評価される作品ではないかと思う。

第9回は以上です。

たくさんの「神プロ」ご応募、ありがとうございました!あらためまして、どれか1つに絞るという大変な苦行をファンの皆さまに強いてしまいましたこと…何卒ご容赦ください。ご意見、ご感想、寄稿の修正、企画に関するお問い合わせ等々ございましたら、ぜひ下の回答欄にお寄せください。

最後になりますが「全紹介」企画は、こちらで漏れなく完了いたしました。準備がありますので、最終の第10回はアップを「5月中」に変更させていただきまして、皆さまへささやかなプレゼントがございます。ご案内まで、今しばらくお待ちください。どうぞお楽しみに!

宇野の主要大会成績(15年シニア転向以降)

宇野の主要大会成績(15年シニア転向以降)