【宇野昌磨列伝】発表「あなたが選ぶ神プログラム」全10回で全員分紹介します〈3〉

フィギュアスケート日本男子初の世界選手権2連覇王者、冬季オリンピック(五輪)では日本勢最多のメダル3個を持つ稀代のスケーター宇野昌磨選手(26=トヨタ自動車)が9日に現役引退を表明し、記者会見も5日後に開きました。

偉業に彩られた国内外の競技会。その大半に足を運び、魅力に迫ってきた日刊スポーツ新聞、ニッカンスポーツ・コム内Figure365、日刊スポーツ・プレミアムの担当記者が、過去のノートを見返し、本人の言葉や周囲の証言から人柄を掘り下げた連載「宇野昌磨列伝~ニッカン取材ノートから~」の<番外編>。

ファンの皆さまからお寄せいただきました「あなたが選ぶ神プログラム」の発表、第3弾です!

フィギュア

全員掲載3日目です

あらためまして、たくさんのご応募ありがとうございました。

会見は幕を閉じましたが、こちらの発表はまだまだ続きます。

引き続き、昌磨選手を温かく包んできた百人百様のまなざしを、お楽しみください。

空ママさん「G線上のアリアMea tormenta, properate!」

理由 宇野昌磨選手の全てが神プログラムです。選べませんが、でも考えて考えて決めました。神大会だった、さいたまアリーナでの世界選手権、現地応援して感動を貰えました。

トコさん「平昌オリンピックの演技がもう一度観たいです。結弦君と最後に試合をしたのでとても感動しています」

理由 結弦君と最後の試合平壌オリンピックの演技がもう一度観たいです。

えるかさん「Dancing On My Own」

理由 古巣を旅立ち、苦しい時を経て本当にフィギュアスケートが好きだと心から表現したプログラムに思えたから。シーズン終わりのチャレンジカップでの幸せ溢れる演技はトンネルを抜けた希望に満ちたもので何度も見たくなります。

ちかさん「グレスピ」

理由 好きなプログラムは他にも沢山ありますが、最も記憶に刻まれているとなるとグレスピです。初披露のアイスショーに弾丸日帰りで観に行ってあの独特のエネルギー、世界観にワクワクしたこと。コーチ不在で臨んだ仏杯も現地観戦に行きましたが不調で激しい転倒を目の当たりにしてとても心配したこと。その後ステファンの支えもあり全日本で復調しSP後にぴょんぴょんガッツポーズしていて嬉しかったことなど、波があっただけに思い出深いです。

Accoさん「ボレロ」

理由 最後のステップが圧巻。世界選手権初優勝の感動的なシーンも思い出されます!

Satoさん「2019全日本選手権大会フリー「DancingOnMyOwn」」

理由 スランプを乗り越えてステファンコーチとタッグを組んで挑んだ全日本。フリーのプログラムを滑りながら微笑む昌磨君がとても幸せそうに見えました。感動して涙しました。

霧絵さん「ボレロ(世界選手権)」

理由 ロコとボレロ、本当に選べなくて、最後の最後に世界初制覇を取りました。どこにも気を抜くところがない、見てて息をするのを何度も忘れる感覚でした

ふーみんさん「2018 ミラノ世界選手権 FS トゥーランドット」

理由 転んでも転んでも立ち上がり物語の世界観を壊すことなく滑り切り、最後の怒涛のコンビネーションはすごかった。そして、その瞳から零れ落ちる真珠の涙…スポーツは真剣勝負の先にある美しいものという言葉を実感した。

tacoさん「2019年四大陸選手権のFP月光」

理由 足の怪我の影響が心配された中、音楽と一体化した静謐な表現で圧倒的なスケーティングを見せた。特に1楽章の終わりのピアノの音の余韻の中でのトリプルアクセルが美しかった。表彰台で濃青のウェアの胸に光る金メダルがまさに月光そのものだった。

やんさん「dancing on my own」

理由 すごくすごく悩みました。昌磨さんを知ったきっかけ音ハメ情感たっぷりのロコ、全日本の弾ける様な笑顔でフィニッシュしたグレスピ、四大陸の月光、人間離れしたオーボエ、アリア、月の光…選べないけど、あえて、というなら、2020年のチャレンジカップのダンオンです。2019年美穂子先生から離れてモチベーションの維持の難しさから想うように演技できず、競技人生から離れることも考えたシーズン。JOで現地観戦したダンオンから想像もしなかったフランス杯で、ファンとして見守り応援することしか出来ずとてももどかしく昌磨さんが健やかに過ごしてくれる日が早くくることを祈る日々でした。ステファン先生との縁が太くなり少しずつ前を向け始めた全日本での笑顔や目がキラキラしている姿を観れて心からよかったと勝手に涙してました。世界選手権前の「調整」のチャレンジカップで、演技中からあんなに幸せに満ち溢れた表情で演技しているなんて!と驚きとともに本当に嬉しかったです。演技後のステファン先生の方へ振り返って「どうだった?」とこどものように純粋な表情して立っていたリンクのシーンがずっと忘れられずに暖かいものとして心に残ってます。大変なことも辛かったことも私達が知らないところでたくさんたくさんあったと思いますし、辛そうな表情でやり切った!と感動した演技もたくさんありますが、これから新しい目標に向かって進む昌磨さんがチャレンジカップの時みたいな満ち足りた表情でスケートしている姿をたくさん観られますように、と想いをこめて…。

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