【山本草太の言葉】歓喜から1年 受け止めた悔しさ「どこが伸びていないのか」/現地限定

前回王者の山本草太(24=中京大)は4位で大会を終えました。ショートプログラム(SP)3位からのフリーは164・84点で合計257・00点。後半の4回転トーループの転倒の要因を分析しながら、1年前に歓喜を味わった大会で周囲のレベルの進歩も感じながら、いま抱える課題1つ1つを確認しました。フリー後の現地メディア限定のやりとりを「山本草太の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ>◇10月27日(日本時間28日)◇カナダ・ハリファクス◇男子フリー)


順位選手名SPフリー合計
1イリア・マリニン106.22195.60301.82
2佐藤駿96.52164.64261.16
3チャ・ジュンファン88.38171.93260.31
4山本草太92.16164.84257.00
5ウラジーミル・リトビンツェフ79.11143.79222.90
6ガブリエル・フランジパーニ76.18146.39222.57
7アレクサ・ラキッチ76.74145.75222.49
8ジェイソン・ブラウン79.03139.72218.75
9スティーブン・ゴゴレフ82.70134.14216.84
10マーク・ゴロニツキー71.79141.62213.41
11リュック・エコノミデス77.87134.01211.88
12ローマン・サドフスキー63.37棄権63.37
男子フリーで演技を披露する山本草太(撮影・藤塚大輔)

男子フリーで演技を披露する山本草太(撮影・藤塚大輔)

「自分の成長につなげれば」

フリーを終えて

―演技を振り返っていかがですか

ミスは最小限に抑えたとは思うんですけど、やっぱ本当に周りのレベルも上がってきていて、そういった1つのミスがすごく大きいものにつながってくるんだなとまた痛感させられました。本当に悔しい思いでいっぱいです。

男子フリーで演技を披露する山本草太(撮影・藤塚大輔)

男子フリーで演技を披露する山本草太(撮影・藤塚大輔)

―サルコーは自分の感覚としてはどうでしたか

そうですね。降りた瞬間、回転不足という感覚はあったので、しっかりそこは気持ちを切り替えて次につなげようと思ってたんですけど。後半のトーループ、ちょっと浮き上がった瞬間に、跳んでいく軸、持っていく軸が違ったので、そこはちょっと悔しい点かなと思います。

男子フリー後の取材で記念撮影のポーズに迷う山本草太(撮影・藤塚大輔)

男子フリー後の取材で記念撮影のポーズに迷う山本草太(撮影・藤塚大輔)

―演技直後には苦笑いをしているように見えました。どのような心境でしたか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。