【友野一希の言葉】「初めての経験」右股関節の痛み、調整不十分も「賢く」/現地限定
友野一希(26=第一住建グループ)のGPシリーズ初戦は、不安が残る中での開幕となりました。約3週間前に右股関節を痛め、現地でようやく4回転ジャンプの練習を再開。先を見据えて無理をせず、可能な範囲内でのベストに近づけます。
現地取材メディア限定のやりとりを、「友野一希の言葉」として、お届けします。
フィギュア
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇10月31日◇フランス・アンジェ◇男子公式練習
SPの構成は変えない
公式練習を終えて
―今の状態はいかがですか
そうですね。体の調子はすごく良くて、体もすごく今日は動いてたんですけど、ちょっと3週間ほど前から右の股関節の方を痛めてしまって、それでジャンプの練習が正直できてないので。こっちに入って久しぶりに4回転をやったんですけど、今日最後の方は4Tも決まって、サルコーも振り上げがちょっと一番、なんて言うんでしょう、不安があると言いますか。自分の得意なアクセルだったりサルコーだったりっていうのがちょっと…。全体的にちょっとジャンプ、右足が結構軸になってるんで、そこが不安があって。ちょっと最初は試合出れるかなっていうのはあったんですけど、でももう全然今日動いてみて、なんとか全然できそうだなっていう感触もあって。トーループもしっかり跳べていたので、いい方向に向かってきているかなと思いますし。結構この感じで試合来るの、なんかこの年齢で初めてだなっていう、すごい幸せだなっていうふうに思っています。
―幸せというのはどのような意味でしょうか
いや、今まで元気だったなっていうか(笑い)。今日なんかすごくいい経験できてるというか。ここまでジャンプの練習できてなくて試合臨むのも結構初めてなので。でも、ただ、
それ以外の部分でできることを結構マックスでやってきましたし、これが自分の成長につながるいい経験だと思って。ちょくちょく少しの痛みとかはあったんですけど、これだけちょっと長引いてるってなかなかないので、まあ賢く試合をこなしていけたらと思います。
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