【鍵山優真の言葉】「僕は決して引っ張る立場でない」今季世界2位高得点に満足なし

フィギュアスケート男子でNHK杯前回王者の鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が、今季世界2位の105・70点で首位発進を決めました。

イリア・マリニン(米国)が今年9月のロンバルディア杯で記録した107・25点には及びませんでしたが、今季GP初戦で好調をアピールしました。

2年連続のGPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)進出に向け、9日のフリーで連覇を目指します。

今大会の手応えと翌日への意気込みを「鍵山優真の言葉」として、お届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇11月8日◇東京・代々木第一体育館◇男子ショートプログラム(SP)


順位選手名SP
1鍵山優真105.70
2三浦佳生102.96
3壷井達也85.02
4アンドリュー・トルガシェフ84.36
5ダニエル・グラッスル83.01
6ウラジーミル・リトビンツェフ81.85
7マッテオ・リッツォ81.79
8ガブリエレ・フランジパーニ81.33
9マーク・ゴロニツキー77.74
10ジェイソン・ブラウン77.08
11樋渡知樹74.59
12イム・ジュホン74.31
演技を終え天を仰ぐ鍵山(撮影・河田真司)

演技を終え天を仰ぐ鍵山(撮影・河田真司)

「いつも通り」「気持ち強く」

SPを終えて テレビへの取材対応

―終わった後の表情が手応えを感じられいるように見えました。演技を振り返っていかがでしたか

自分のスタートポジションに入る前に、まずは自分自身が楽しんで滑るという意識を持って。あとは周りをたくさんの日本の国旗だったり、自分のバナーを振ってくださる方も、拍手してくださる方もたくさんいたので、その方たちに向けての感謝っていう思いも持ちながら滑ろうと思いました。演技自体はすごく良かったと思います。ガッツポーズはしましたけど、本当に練習通り最初から最後までできたと思いますし、本当に周りをしっかりと見ながら演技に入り込むことができたと思うので、本当にそこは良かったと思います。

演技を披露する鍵山(撮影・河田真司)

演技を披露する鍵山(撮影・河田真司)

―昨日掲げていたショートで100点という目標を超えました

点数の目標はあまり持ってなかったんですけれども、やっぱりオリンピックで自己ベストを持ってたので、108点いきたいなとは思ってたんですけれども、なかなか難しくて。点数をさっきチラッと見たところ、4SもGOE4点台じゃなくて3点台でしたし、スピンもGOEをあまり取れなかったっていうところもあったので、そこをもう少し突き詰めていけば、自己ベストに近づいていけるんじゃないかなっていうふうな手応えはあります。

演技を披露する鍵山(撮影・河田真司)

演技を披露する鍵山(撮影・河田真司)

―五輪後はケガもありましたが、次の五輪を目指していく中でここまでの手応えはいかがですか

本文残り76% (2877文字/3794文字)

スポーツ

勝部晃多Kota Katsube

Shimane

島根県松江市出身。小学生時代はレスリングで県大会連覇、ミニバスで全国大会出場も、中学以降は文化系のバンドマンに。
2021年入社。スポーツ部バトル担当で、新日本プロレスやRIZINなどを取材。
ツイッターは@kotakatsube。大好きな動物や温泉についても発信中。