【山本草太の言葉】転倒も冷静、逆転期すフリーへ「自信持っていこうと」/現地限定

【ヘルシンキ=竹本穂乃加】GPシリーズ第2戦スケートカナダ4位の山本草太(24=中京大)は、82・43点で4位発進となりました。

トリプルアクセル(3回転半)で転倒しながらも「こっちに来てからアクセルでミスが出てしまっていたので、悔しがる権利はない」と冷静に受け止めました。ステップシークエンスやスピンでは手応えも十分。

SP後の現地取材メディア限定のやりとりを、「山本草太の言葉」として、お届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇11月15日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP)

公式練習に参加した山本草太(以下、撮影はすべて竹本穂乃加)

公式練習に参加した山本草太(以下、撮影はすべて竹本穂乃加)

「失うものは何もない」

前日練習(14日)を終えて

―練習を終えて状態はいかがですか

体が重たかった印象はあって。ジャンプのキレも正直あんまり良くなかったので。しっかり今日の反省点を踏まえて、また今日と明日しっかり調整して、ショート本番に備えていきたいと思います。

―初戦からどのように立て直しましたか

内容的には悪くはなかったんですけど。ショートもまあまあ自分で良かったって思える演技だったり、フリーも少しもったいないミスはありましたけど、悪い演技ではなかったんで。反省点とか、本当に最後まで気を抜かないというか、本当に1点でも多くっていうところはスケートカナダ終わってからは意識して練習してきたので。今回はそういったところを意識してやっていけたらなと思います。

―今大会の目標は具体的にありますか

正直ファイナルが難しくはなって、厳しい状況にはなってきてるとは思うんですけど。本当に失うものは何もないので、本当に思い切っていけたらなっていうふうに思います。

―体が重いのは時差の影響ですか

なるべく昨日も夜早く寝すぎないようにとか意識したり、朝も割と早く起きたりとか、しっかりそこは調整できているんですけど。アップとか、動きとかケアとかも含めて、しっかり今日考えて、また明日に向けて頑張っていけたらなと思います。

―修正ができた手応えはありますか

本文残り73% (1815文字/2499文字)

スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。