【鍵山優真の言葉】困惑のGP連勝 ファイナル切符も「反省していきたい」/現地限定

【ヘルシンキ=竹本穂乃加】2022年北京五輪(オリンピック)銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が2週連続のGP2連勝で、2季連続のファイナル(12月、フランス・グルノーブル)進出を決めました。ただ、演技はジャンプにミスが続出。「駄目な所が全て出てしまった」と猛省しました。笑顔なき勝利をどう受け止め、次につなげるのか。演技直後のメディア限定のやりとりを「鍵山優真の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇11月16日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子フリー(SP)


順位選手名SPフリー合計
1鍵山優真103.97159.12263.09
2ケビン・エイモズ85.13174.02259.15
3ダニエル・グラッスル77.91180.64258.55
4山本草太82.43167.48249.91
5ルーカス・ブリッチギー80.44166.26246.70
6友野一希90.78147.63238.41
7アレキサンドル・セレフコ66.36147.79214.15
8ウラジミール・サモイロフ65.46140.01205.47
9カムデン・プルキネン64.34130.84195.18
10マカー・スンツェフ59.58120.90180.48
11バルター・ビルタネン57.28108.97166.25
男子フリーのスコアを見つめる鍵山優真(中央)(共同)

男子フリーのスコアを見つめる鍵山優真(中央)(共同)

「ダメなところが全部出てしまった」

―演技を振り返っていかがですか

ちょっと自分の中では、気持ちの整理ができていないっていう部分もあって。技術的なこと自体の、反省点っていうのは分かってはいるんですけれど。それまでの6分間が終わってからの過ごし方だったりとか、今日の過ごし方で、何が悪かったのかっていうのが、全然まだ分からなくて。いつも通り過ごしていたつもりだったんですけれども、ちょっとフリップが、今までにあまりないようなミスだったので、それからちょっと気持ちに焦りが出てしまって。サルコーとか降りてからすぐ足をついちゃったりとか、ステップアウトをしてしまうようなミスがあったので、そこが反省点ですけれども、ちょっとまだ、なんとも言えないです。

鍵山(中央)らは記者会見を前にポーズをとる(共同)

鍵山(中央)らは記者会見を前にポーズをとる(共同)

―全体的にスピードがなかったように見えましたが、慎重になった部分はありましたか

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。