【友野一希の言葉】けがの功名「新しい調整方発見できた」全日本へ100%/現地限定

【友野一希の言葉】けがの功名「新しい調整方発見できた」全日本へ100%/現地限定

ショートプログラム(SP)2位発進ながら6位にとどまった友野一希(26=第一住建グループ)が、今大会で手にした「収穫」について語りました。右股関節の痛みから回復し、復帰後は「100%」の状態で臨めることを強調。山本草太と巡った観光地などについても明かしました。現地限定の一夜明け会見のようすを「友野一希の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇11月17日◇フィンランド・ヘルシンキ◇一夜明け会見

一夜明け取材に応じた友野一希(撮影・竹本穂乃加)

一夜明け取材に応じた友野一希(撮影・竹本穂乃加)

ケガから学んだこと

―一夜明けて大会を振り返ってどうですか

良くなってきてるなっていうのは感じますけど、やっぱりまだ全部出せる状態ではなかったなって。まだまだ実力不足だなっていうのは、今回のGPシリーズで感じましたし、このグランプリ「今年こそは」って思ってた分、すごく悔しい結果になりましたけど、けがは長引かなくてよかったし、数週間の話で。でもその中でもたくさんのことが学べて。フリーは滑り込みだなって思いましたし、ショート、フリー通していい集中力を発揮することができたので、フリーは特に最後までしっかり落ち着いてできるように練習するのみだと思うし、ジャンプに関しては全部微妙じゃなくて、ちゃんといいところがあった試合だったので、そういった面ではすごく収穫の多い試合だったかな。フランス(杯)に比べるとちょっと一安心した自分がいたので、点数以上に見えないところで自分の中で自信につながるものもあったし、あとはそれをしっかり結果に残していけるような練習をしていきたいです。

観客席で応援する友野(撮影・竹本穂乃加)

観客席で応援する友野(撮影・竹本穂乃加)

―股関節はいつから痛みがあったのですか

フランスの1カ月前ぐらいから。他のところも連鎖していって、最初左の股関節が調子悪いみたいな感じで、でもそれは2、3日で治るパターン。結構よくあるんですよ。なんか「ちょっと関節の調子悪いな」ぐらいのやつが最初あって、それがちょっと連鎖してって、状態が良くない中で無理しちゃったのが、結局大きなところにつながってしまって、その一発が肉離れだったんですけど。腸腰筋の方だったんですけど、陸上選手とかに多いみたいな話聞いて、スケートなんだけどなって思いながら。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。