【バレー男子の言葉】石川祐希が、初めてドイツ戦で足がつった要因を明かした

バレーボール男子日本代表が、2021年東京五輪銅メダルのアルゼンチンに3-1で勝利した。初戦黒星同士の負けられない一戦をものにし、準々決勝に進出圏内のC組2位に浮上した。

日刊スポーツ・プレミアムでは、バレーボール男子日本代表の全試合を取材し、選手の言葉を伝えます。

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バレーボール

<パリオリンピック(五輪):バレーボール・日本3-1アルゼンチン>◇31日◇男子1次リーグC組◇パリ南アリーナ

日本対アルゼンチン アルゼンチンに勝利し写真に納まるバレーボール男子日本代表の選手たち(撮影・江口和貴)

日本対アルゼンチン アルゼンチンに勝利し写真に納まるバレーボール男子日本代表の選手たち(撮影・江口和貴)

西田有志

―第1セットからいいプレーが出た

西田 常に足を止めることなくやれたと思いますし、チームの目標としてスパイカーはやっぱり1点を取りたかった部分もあったので、ずっと勝負していました。ワンクッションいくようにリバウンドを取ったりだとか、そういう展開は日本の強みだと思うので。そこの本数が増えたと思います。そのおかげで自分たちの展開にできた

第4セット、スパイクを決める西田(共同)

第4セット、スパイクを決める西田(共同)

―いつも石川選手、高橋選手だけじゃないと言われている。そういう意味での今日の試合は

西田 全員でこの日本チームだと思う。どうしても2人に本数がいきがちですけど、そういう時に他の選手がしっかりと点数を取ることがすごく重要でした。やっぱりドイツ戦で負けたということで、この1勝を取るということにみんなが必死でしたし、この1勝を取れたことによって、より自分たちの力を発揮しやすくなったと思います

―中3日でどう気持ちを切り替えたか

西田 各個人になると思いますけど。ドイツ戦も全てのプレーが悪かったわけでもない。やっぱり悪いところにフォーカスされがちですけど、逆にいいところを見つけるのにこの期間は大切だと思うので。常にいいところを見続けていました。この1勝を取るためにチーム全員がどれだけ必死になっているかというのは肌で感じていましたし、そこにフォーカスしてやったことが結果につながったと思います

甲斐優斗

―普段サーブから入ることが多い中でローテーションに入って

甲斐 サーブ1本目がくるというのは分かっていたので、そこはもう1ついいパスができたらよかったと思います

―1試合目との心境の変化は

甲斐 ほんとにチームの雰囲気もよくなっているので、自分もすごくやりやすかった。このまま、アメリカ戦に向けていい準備ができたらなと思います。

第2セット、スパイクを決める甲斐(共同)

第2セット、スパイクを決める甲斐(共同)

―この3日間でチームミーティングは何回かやった

甲斐 監督も含めてミーティングをして、そこでみんな準備はできたと思っていた。もう反省会というような感じで、悪かったとこだったり、よかったところもこれから続けようという話をしました。やっぱりつなぎの部分で日本が拾うことで切り返す場面がすごく増えるので、そこは1つ修正できる部分かなと思います

―オリンピックで初めて得点が取れた

甲斐 取れたということはうれしく思いますし、これからの出場機会で取っていければと思います。

宮浦健人

―ドイツ戦の敗戦からどう切り替えたか

宮浦 ほんとにこれがオリンピックかというのを実感しました。ただ、みんな切り替えて前向きな表情というか、そういったメンタリティーだったので、早く切り替えられたのかなと思います

―最後のポイント(ブロックアウト)を決めた瞬間は

宮浦 ほんとにホッとしたというか。西田選手もすごく調子よかったので、その中での交代だったので、僕自身はホッとしたという感じでしたね

第4セット、スパイクを決める宮浦(右)(共同)

第4セット、スパイクを決める宮浦(右)(共同)

―石川選手、高橋藍選手の得点がなかなか上がってこなかったが

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