【バレー新時代〈4〉】東京グレートベアーズ今橋祐希 大ベテラン支える新司令塔の成長

世界最高峰を目指す新国内トップリーグ「大同生命SVリーグ」。参入3季目を迎えた東京グレートベアーズ(GB)が日に日にその存在感を増しています。今季はクラブ初めてのプレーオフ進出を目指し、若手中心のメンバー構成で勝負をかけています。その躍進を支えるセッター今橋祐希(23)の成長について深掘りしました。

バレーボール

東京GB対VC長野 試合に勝利し喜ぶ東京GBの選手たち

東京GB対VC長野 試合に勝利し喜ぶ東京GBの選手たち

クラブはSNS積極活用などさまざまプロモでファン獲得

相手のコートでボールが弾むと、会場は大きな歓声と温かいハリセンの拍手につつまれた。男子スポーツクラブでは珍しいピンクを基調としたユニフォームの一団は、立川立飛アリーナの中央に歓喜の輪をつくった。

2024年11月16日。この日の主役は東京GBシックスだ。VC長野を3-1で下し連敗を「3」でストップ。今季のホームゲーム初勝利を飾り、5位に浮上した。

マイクを持った古賀太一郎主将(35)は「やっと皆さんの前で勝つことができてうれしい。苦しい時に声援が後押ししてくれた」と喜びに声を弾ませる。その言葉に呼応し、またスタンドが沸き立った。

東京GBが愛されるのにはワケがある。

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スポーツ

勝部晃多Kota Katsube

Shimane

島根県松江市出身。小学生時代はレスリングで県大会連覇、ミニバスで全国大会出場も、中学以降は文化系のバンドマンに。
2021年入社。スポーツ部バトル担当で、新日本プロレスやRIZINなどを取材。
ツイッターは@kotakatsube。大好きな動物や温泉についても発信中。