山口晃朋(23=静岡)が初登場の大村でデビュー初優出、さらに「恵まれ」ながら初優勝を飾った。2着には山口真喜子、3着には前野竜一が入った。人気の1枠竹田辰也はコンマ02のフライングに散った。
山口晃は3枠だったが、吉田光の前付けには抵抗せず舟足を生かせるカドを選択。狙い通りにスリット優勢に持ち込み、冷静にまくり差した。イン竹田がフライングで前のき、思わぬ展開で先頭となった。「前検にもらった時から仕上がっているような感触で、すごく良かった」。前回同支部の先輩、服部幸男が完璧な調整で優出(2着)した18号機。その舟足を最大限に生かして、初めての水面を存分に乗りこなした。
デビュー約2年で初Vとなった。「2年目までに優勝したかったんですけど、ぎりぎりでしたね」と笑顔を見せた。次は徳山の一般戦。「1走、1走1着を狙ってこれからも頑張りたいです」。A級という次の目標に向かい、次節も好走を誓った。