下関ボートの「ニッカン・コム杯」が、12月２日から５日まで４日間、開催される。ミッドナイトで実施され、短期決戦ゆえにひとつの取りこぼしも許されない。中心は谷村一哉。地元のエースとして優勝戦進出は最低ノルマ。竹田辰也、浜野斗馬も好勝負必至だ。

谷村一哉が優勝戦線をリードする。新期勝率は５・99。Ａ１級から陥落して31期ぶりにＡ２級の立場となった。Ａ１級復帰へ、ここからリズムを上げたい。下関は、前回８月一般戦の優勝戦で痛恨のフライング。それでも４連続優出中で、２度優勝と水面実績はメンバー随一。派手さはないが、確かなハンドルで下関通算12度目の優勝を狙う。

竹田辰也も負けてはいない。11月大村一般戦では行き足を上位に仕上げて予選トップ。優勝戦はスリットオーバーに泣いたが、それまで３連続優出と、近況の流れは悪くない。谷村と並んでＶ争いをリードする。

若手の浜野斗馬の勢いがいい。２月の鳴門でデビュー初優勝を含む、今年は４度の優勝と絶好調。上位争いは必至だ。攻撃力ある石倉洋行、手堅い走りの村田修次、新期Ａ１級復帰を決めた沢田尚也も侮れない存在となる。