<高校サッカー:青森山田2-2(PK3-2)関大一>◇準決勝◇9日◇国立
青森山田が関大一(大阪)をPK戦で振り切り、県勢初の決勝切符をつかみ取った。前半31分、FW野間涼太(3年)がPKを決めて先制。同39分にはMF椎名伸志主将(3年)がペナルティーエリアの外から左足を振り抜き、ゴールネットを豪快に揺らした。
だが、後半44分と同ロスタイムに連続得点を許してPK戦に持ち込まれた。流れは完全に関大一ムードだったが、GK櫛引政敏(2年)が立ちはだかった。5人中3人のコースを完ぺきに読んで止め、勝利を引き寄せた。11日の決勝は山梨学院大付と対戦。黒田剛監督(39)は「地に足を付けて戦っていく」と自然体で初優勝を狙う姿勢だ。