初出場の山梨学院大付(山梨)は8日、甲府市内の練習場で約2時間の最終調整を行った。2回戦から3試合連続完封中。堅守を最後尾で支えてきたGK松田(3年)は「絶対に無失点で抑えたい」と、国立の大舞台でもゴールを割らせないつもりだ。
不屈のファイターだ。1年の冬、ボールに飛び込んだら、相手選手のひざがアゴを直撃。脳振とうを起こし、アゴの骨が折れた。DF井上は「普通あんなことになったら、GKをやるのが嫌になる。それでもアイツはビビらずに勢いよく前に出る。だから信頼できる」。矢板中央の最前線には187センチのFW中田がいるが、松田は「ぼくは大きくないし、やっぱり飛び出さないといけない。止めます」と、175センチの体を目いっぱい使って、ゴールマウスを守り抜く。