日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)は決勝から一夜明けた30日、ドーハ市内のホテルで取材に応じ「日本代表の監督になれたこと、今回の選手たちの監督になれたことを誇りに思う」と感慨に浸った。

 決勝のオーストラリア戦は途中出場のFW忠成(25=広島)の延長後半のゴールで4度目の優勝を果たした。ザッケローニ監督は「ベンチスタートの選手がここまで結果を残す大会はそうはない」とチーム力で勝ち取った優勝を喜んだ。

 また、芸術的な左足ボレーを決めた李は「これを外したらえらいことになると思ったが、『いっちゃえ』と打った。自分がヒーローになると思い続けていた」と興奮が冷めやらぬ様子だった。