オーストラリア代表は27日、ドーハ郊外の練習場で調整した。チーム最多3得点のエースFWキューウェルは「日本は技術に優れ、サッカーをよく知っている。五分五分の好試合になる」と決戦を見据えた。
公開された冒頭は、ジョギングとストレッチで体をほぐした後、円の中に守備役を入れてパスを回す練習を始めた。GKの3人は全体練習の約30分前からピッチに現れ、熱のこもったトレーニングを実施。至近距離からのシュートやクロスへの対応を反復し、スピードのある日本の攻撃に備えた。
決戦前から精神戦が始まった。シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)など地元メディアによると、決勝で日本と戦うオーストラリアの支柱、FWケーヒルは「日本はもっとも手ごわいチームの1つだし、両国の対戦の歴史を知るファンの期待は大きい。でも僕にとっては、とても楽しめる対決なんだ」と余裕の発言をしているという。
また10年アジア・チャンピオンズリーグMVPのDFオグネノブスキも「日本は我々のサッカーに苦しむだろう。我々のプレーに、そしてフィジカルに」と早くも“口撃”開始。かつて浦和の監督としてアジア・チャンピオンズリーグを制したオジェック監督が、日本に対する発言を控えているのも、逆に不気味なところだ。