韓国代表主将のMF朴智星(29=マンチェスターU)が今大会限りで代表から引退することが決まった。趙広来監督が28日のアジア杯3位決定戦終了後に明らかにした。同監督は「引き留めたいが、朴智星は本日を最後に引退する。韓国サッカーの興隆にめざましい貢献をした」と話した。

 大会前から所属クラブでのプレーに集中するため代表から退くことを示唆していた朴智星は、この日の試合ではメンバー入りせず欠場。試合終了後には同じく代表から引退するDF李栄杓とともに胴上げされた。試合前には「韓国に戻って会見があるので」と明言を避けていたが、仲間たちの気持ちを感じて「これで最後になるんだなと思った」と本音を語った。

 朴智星は代表で100試合に出場し、13得点。00~02年はJリーグの京都でプレー。02年W杯日韓大会の活躍でオランダ1部PSVに移籍し、05年からマンチェスターUに加入。欧州CLでも活躍し「アジア最高の選手」の称号を得た。