<欧州選手権:イタリア2-1ドイツ>◇準決勝◇28日◇ワルシャワ
ドイツの準決勝敗退を受けて、フランツ・ベッケンバウアー同国協会副会長のコメントが、29日付独紙ビルトに紹介された。「とても痛い。残念だ、残念だ。96年以来16年ぶりにタイトルを取れる成熟さがあったと思っていた」と、代表チームへの自信があっただけに落胆も大きいとした。
同時に、06年W杯準決勝、08年大会決勝、10年W杯準決勝では試合会場で敗戦を受け止めたため、今回は自宅観戦と「験直し」をしたことも告白。「しかし、また負けてしまった」。
ここまで4試合が順調だったため、「この日の前半は謎でしかない。あれは本来のドイツ代表ではなかった」と後手に回ったのが信じられないよう。「あまりにも相手をリスペクトし過ぎた。イタリアへの恐怖が選手をまひさせてしまったようだ」。公式戦では過去4分け3敗と相性が悪いことも、精神的に影響した可能性を示唆した。