欧州選手権決勝でイタリアが０－４とスペインに惨敗、４４年ぶりの優勝を逃したことを受けて、２日付伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは、１面にＦＷバロテリが涙を流した写真を、落胆するファンの写真とともに掲載した。

　バロテリは試合終了のホイッスルが鳴ると、すぐにロッカー室へ向かった。ほかの選手は表彰式のためピッチに残っており、スタッフが止めようとしたが、その制止を振り切った。その後再びピッチに戻ってきて、ピッチに座り込んで泣き、プランデリ監督に慰められていた。

　ＧＫブフォンは「今日はイタリアは試合ができていなかった。スペインは我々より大きく勝っていた。スペインが無敵に見えたことで、我々の敗戦を受け入れることができる。それでもイタリアに対する私の考えは変わらない。道は正しかったと思う。今後はスペインとの差を縮めていく。それは可能なことだ」と話した。

　プランデリ監督「残念だったのは、相手の方がよく休んでフレッシュだったことだ。イタリアはその時間が足りなかった」と、中２日での試合は苦しかったとした。また、「とにかく今後もこのプロジェクトを続けていく」と続投の意向を示していた。