得意のアイスバーン 攻め続ければ表彰台
<ソチ五輪:フリースタイル>◇予選1回目◇6日◇女子モーグル
上村がメダルを獲得する可能性は、十分あります。硬いアイスバーンのコースは得意にしていますし、スタートからゴールまで、攻める滑りができれば表彰台に立てるはずです。
予選はミスする選手が多い中で、さすがの滑りでした。エアもいつも通りに安定していました。ターンの際、スキー板に体重を乗せるポジションが少し後ろになっていたのが、決勝への修正点です。他の選手が板を抑えながらコントロールしている中で、もっとポジションを前にすればタイムも速くなります。
バンクーバー五輪金メダルのハナ・カーニー(米国)は相変わらず強く、カナダのデュフールラポワント姉妹の次女クロエ、三女ジュスティーヌもいい滑りをしていました。しかし、たとえライバルが全員ミスのない滑りをしても、上村が攻めの滑りをすれば、あとは審判次第です。
ラッキーなのは、決勝が3回も行われること。強い選手でも1回のミスで敗退になるので、同じ滑りをし続けなければいけません。常に攻める気持ちで滑り続ける方が、精神面では楽になると思います。(日刊スポーツ評論家)
日刊スポーツ新聞社
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