スマイルジャパン課題のパス改善されず
<ソチ五輪:アイスホッケー>◇18日◇女子7、8位決定戦
大会全体を通して課題だったパスが、最終のドイツ戦でも改善されなかった。スピードと正確さが足りないから、成功率も低い。パワープレーを生かせない原因でもある。数的有利になりながら、パスコースが1つ。パックを持たない選手が次のプレーをイメージできていない。プレッシャーの中で、普段のプレーができない。経験不足と言えば簡単だが、反省点の多い5試合だった。
周囲の期待はあったし、彼女たちが自分たちに期待していた。1勝できれば大きな自信になったが、それはかなわなかった。ただ、悪い点ばかりでなく、いい点もたくさんあった。予選を突破してレベルの高いチームと戦い、勝つチャンスもあった。日本は世界一を目指すために準備をしている。結果だけに押しつぶされるわけにはいかない。女子競技の環境面も含め、今大会で足りなかったことを補って4年後に向かわなければならない。(元日本代表主将、日本アイスホッケー連盟常務理事)
日刊スポーツ新聞社
日刊スポーツ五輪
@nikkan_Olympicさんをフォロー