皆さん、最近リラックスしてますか？　たまには古き良き香り漂う喫茶店で、ダラッとしませんか？　今月から始まるこの連載は「みっくちゅじゅーちゅ」でおなじみ「日本サンガリアベバレッジカンパニー」が世の“だらリーマン”たちに送るゆる～いコーナーです。記念すべき第１回は大阪の「純喫茶　スワン　阿倍野店」。どうぞごゆっくりお読み下さい！

ミックスジュースを前に座る川崎豊子さん

　ただただ気持ち良い時間を過ごしたい…そんな一心でやって来ました天王寺。近鉄阿部野橋駅から徒歩１分の場所に「純喫茶　スワン」があった。これはすごい！　メニューの陳列の仕方と言い、入り口すぐ近くに置いてあるピンクの公衆電話（しかもダイヤル式！）と言い、３階まで吹き抜けのぜいたくなスペースの使い方といい、これぞ純喫茶！　と喝采を送りたくなる素晴らしさだ。

　「最近タバコが吸える場所がなくなったでしょ？　最近は入って来るなり『タバコ吸えますか？』と聞いてくるお客さんが増えましたね」。オーナーの義理の娘さんにあたる川崎豊子さんは笑う。なるほど！　昔は確かに喫茶店＝喫煙所という図式が成立していたような気がする。喫煙者って、いつの間にこんな境遇に陥ってしまったんだろう…。

　こういうレトロな雰囲気のお店に入ったら、やはり飲みたくなるのはミックスジュース。…ん？　この「クリームジュース」ってメニューは何？　まさか…そのまさかだった。ミックスジュースの上にアイスクリームが乗っているらしい。恐る恐る頼んでみると…うまい！　ジュースが思いのほかアッサリしているので、アイスクリームとの相性もバッチリ。これはサンガリアから商品化されるかも？　その時にはぜひ共同開発してほしいもんです。川崎さんは「今後も、皆さんがホッとできる空間を作って行きたいですね」と言う。そうしてください。ボクたちにはこんなお店が必要なんです！　【中上　博】