<第89回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 山上りの5区で、新たな逸材が登場した。13位でタスキを受け取った法大の関口頌悟(2年)が、区間2位の1時間22分32秒で、往路5位に順位を押し上げた。

 8人抜きは、昨年まで4年連続区間賞で「山の神」と呼ばれた柏原竜二が09年に記録した人数に並ぶ区間歴代3位。「1人、2人抜いて、良い状態で流れに乗れました。思った以上によかったです、区間5位くらいを狙っていたので」と振り返った。

 標高差800メートル以上を駆け上がるため、「足を上げないようにした」とまるで競歩のような走法。故障も疑われるような独特のスタイルも目を引いた。